2011/07/18(月)11:18
ナンバーワンとオンリーワン たくさんの小さなナンバーワンがオンリーワンを生む
ひさしぶりに、ナンバーワンは素敵だとおもった。ナンバーワンは、さわやかだ。撫子日本(なでしこジャパン)、ありがとう!
≪ナンバーワン にならなくてもいい
もともと特別な オンリーワン≫
と槇原敬之さんが作詞して、ぼくはそのことばをいいなと思うけれど、
だけどその 「オンリーワン」 もまた、小さな ナンバーワン の積み重ねがあっての オンリーワン だ。
「世界に一つだけの花」 という題名をはじめて聞いたとき、星の王子さまの小惑星の薔薇を思い出した。
そこにいて、そこで出会うこと。順番・順位の雑概念が入り込まない純粋への憧れ。
いっぽうぼくの本業は、プロジェクトを受注する仕事なので、金メダルか失格か、しかない。これまた順番・順位の概念が入り込まない。
順番・順位の概念がないというのは、じつは過酷でもある。
「今年の入札は、ぜんぶ銀メダルでした、ワッハッハ」
と笑うことはナンセンス。
入札では1位しか意味がない。2位以下は単純に、受注ゼロである。
「全てにおいてナンバーワン」 なんてありえない。
少しずつ、小さなナンバーワンを積み重ねてオンリーワンになり、大きなナンバーワンになっていく。
多様な価値基準や尺度をもって生きる。
それを突き詰めたとき
≪一人一人違う種を持つ
その花を咲かせることだけに一生懸命になればいい≫。
「一生懸命になる」 って、やっぱり、小さなナンバーワンの積み重ねなんだと、撫子日本を見て思った。