|
カテゴリ:カテゴリ未分類
![]() ![]() 外気温が高い間は風呂にじっくり浸かるより、ぬるめのシャワーで済ませることが多かったのだが10月も中旬を過ぎると湯船にゆったり浸かりたくなる。 入浴すると体が温まって抹消血管が広がり、新陳代謝が高まり体内から疲労物質の乳酸排泄を促すとされる。 一般的に入浴の効能として挙げられる疲労回復は、疲労物質の「乳酸」が排出されるための効果である。 日本人の多くが好ましいと感じる42℃以上の湯では、緊張・興奮の交感神経が刺激されすっきり目覚めた状態となる。ぬるめの37~40℃の湯では副交感神経が刺激され、落ち着いた気分になる。 湯に肩まで浸かった時には体表面積全体で、500kgから1tもの水圧がかかるのだという。風呂の中ではこの水圧がかかることにより、内臓が刺激され内臓運動が活発化する。 脚には全血液量の約三分の一が集まり、この血液が心臓に送り返されるため「脚は第二の心臓」と言われることがある。 陸上では重力があるため脚の血液が心臓まで上がり難いのだが、入浴により足にかかる水圧で血管が細くなりポンプアップ効果により、血液が心臓に向かって押し上げられることになる。その結果、下肢の血液やリンパ液の循環が活発になる。 湯に肩まで浸かると浮力により体重は約10分の1になり、筋肉が緩みリラックス状態になる。 25℃以上の泉温があるか、または指定された19物質の中の一種以上を含有する場合を温泉と言うが当然温度や含有物質によって効能効果は異なる。 温泉の一般的効果として神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復期・健康増進などがあげられている。 さらに含有物質によっては、痛風・動脈硬化症・高血圧症・慢性胆のう炎・胆石症・慢性皮膚病・慢性婦人病などに効能効果がうたわれている。 温泉の一般的効果とされているものの多くは、温泉水でない入浴でもその効果は期待できるものである。 しかし飲泉でなく入浴で何故、痛風・動脈硬化症・高血圧症・慢性胆のう炎・胆石症など内臓や内部疾患に効果があるのか良く理解できない。 理屈はともかく家庭でも合成された入浴剤で無く、昔から利用されて来た自然の植物を用いた風呂を楽しむ方法はある。 昔から薬湯として病人のために、薬草やホウ砂・重曹・湯の華などの硫化物が使われて来た。これらの薬湯は健康な人にとっても血行が良くなり、湯冷めをしないなどの効果がある。 この内入浴に用いられる薬草には、植物の葉・実・根・皮などがある。 雑草として身近に生えていたり、普通捨てられる蜜柑の皮・大根の葉・蓬などが入浴剤として有用である。 温州蜜柑の皮は陳皮と呼ばれる漢方薬で、陰干しにしてカラカラに乾かした皮から溶出するVAやVCが体を温める。 夏蜜柑や八朔の皮でも同様効果が期待できるが、油成分に含まれるリモネンによってヒリヒリと感じることがある。 陰干しして乾燥させた大根の葉は血行を促進し、体を温める。入浴後も保湿効果が持続して、発汗が促され老廃物の排出効果が期待できる。 蓬は6~7月に葉を摘み取り乾燥させて用いるが、そのまま生葉でも良い。血行を良くし、体を温める作用がある。 山荘の畑の隅に植えたペパーミントが、一面に蔓延って来た。初めはハーブティーや若葉を紅茶に浮かべたりウイスキーのロックに添えたりして楽しんでいたのだが、殖えたことで次第に畑の邪魔になってきた。 刈り取って捨ててしまうのも勿体なく一計を案じて、大量に刈り取ったものを束ねてデッキの屋根の下にぶら下げて陰干ししておいた。 乾燥したペパーミントの葉の一部を洗濯ネットに入れ、大鍋で20分ほど煮出して風呂に入れた。 ミントの香りには、気分のリラックスや安眠などの効果があるともされる。ぬるめの湯であったのだが風呂から出た後暫くは汗が出続け、想像以上に身体が温まった。 ハロー効果からか、今秋2回目のミント風呂で家内はゆっくり眠れ痛い足が改善したと言う。 暑い時期に刈り取り・陰干し・取り込みをして、煮出し・後始末まで一人で行うのは面倒だが、こんなに喜んでもらえるのなら来年もまた刈り取ったら捨てないで有効利用しようと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年10月15日 11時33分20秒
|
|