【黒い砂漠】格闘家のykさんの物語

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  第１６話

  ​－第１６話－​敵を薙ぎ倒しながらインプ達が攻めてくる方へと進んでいく。どうやらインプ達は奥の洞窟から出て襲撃に来ているようだった。洞窟の中は薄暗く、広いようだ。インプ達の声から察するに数も多いだろう。一旦、俺は岩陰に身を隠すことにした。中の様子を観察していると反対側にも同じように中の様子をうかがっている老人が居た。老人はペンと手帳を持ち熱心にインプ達を観察している。俺は中のインプ達に気づかれないようにこっそり反対側の老人の下へと向かい声を掛けた。「先ほどから熱心にインプの事を観察しているようだな」「俺はレッドノーズを追いかけてきてやつを探しているんだが…」俺が話を終える前に老人は黒いオーラの事について話してきた。​​

  2020/02/11

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  第１５話

  ​－第１５話－​「敵襲！敵襲！」西部警備キャンプの見張り台の上から兵士が叫ぶ。どうやら、インプのみならず鋼鉄インプの部隊までもがココに押し寄せて来たらしい。俺は急いで西部警備キャンプの外へと向かった。外では兵士たちが奮闘していた。弓などで応戦しているが連日の襲撃により、疲れが見えている。「俺が来たから大丈夫だ！」「弓部隊は木の柵を有効に使って敵に当たれ。」「近接武器の部隊は２人で組んで１匹を攻撃するようにしろ。」俺は指示を出しながら、戦場を駆ける。目指すは敵陣奥のリーダーの下へと…

  2020/02/07

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  第１４話

  ​－第１４話－​俺はクリフのいたテントから出てミゲールに会いに行く。ミゲールはすぐに見つかるだろうとフェイニアは苦笑いしていた。「フェイニアは一緒に行かないのか？」そそくさと自分の持ち場に戻ろうとするフェイニアを呼び止めるが、「はは…」と誤魔化しながらフェイニアは去っていった。俺はどうしたものかと彼が居ると聞いた方向を見てみる。遠めから見ても彼は目立っていた。「なるほど、そういう事か。」俺は１人納得をして彼の所へ向かうのだった…装備を受け取った後、計画を練る為にフェイニアに会いに行く。「インプよりも強い鋼鉄インプはレッドノーズと仲が良いの。」「きっと鋼鉄インプを倒して話を聞けばレッドノーズの手掛かりが見つかると思うわ。」フェイニアが言うにはハイデルという町の北に居る鋼鉄インプを倒すといいらしい。俺は、ハイデルに向かうことにした。

  2020/02/04

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  第１３話

  ​－第１３話－​フェイニアとの約束通り、俺はクリフ隊長に会いに行った。西部警備キャンプは周りに木の柵を張り巡らせ、外からの襲撃に備えている。いろんな問題を抱えているらしいがその中でも狂暴化したレッドノーズ率いるインプ達による襲撃が多く、クリフ隊長たちはその対応に困っているようだ。ちょうどレッドノーズを追跡して、討伐できる者をクリフ隊長は探していたという。​​​​​​フェイニアからの推薦もあり、俺は討伐部隊に加わることになった。「ykさん、キミは十分に実力はあるが装備が少し心許ないな」「ここには鍛冶師の俺の部下がいる。ミゲールにあって装備を受け取ってくれ」狂暴化したレッドノーズは強力であると予想されるため、クリフは俺にクリフ隊支給の装備を融通してくれた。​​​​​

  2020/02/03

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  第１２話

  ​－第１２話－闇の精霊が遺物に反応し、共鳴する！エダンは俺の異常に気付き、庇う動作をするが、俺の周りの時が止まったように動かなくなった。共鳴がより大きくなり、遺物から黒い精霊へと黒い力が流れていく。そして、再び時が動き出したかのようにエダンたちの動きが戻った。エダンは俺を見て納得のいったような顔をする。「闇の精霊に飲み込まれると暴走が始まる…あのレッドノーズの様に…」「暴走を起こさないためにもykさんは強くならないといけない」エダンは俺にそう言うとレッドノーズについて話し始めた。インプのリーダーのレッドノーズはいたずら好きで以前ココに忍び込んで遺物を盗んでいった。そして遺物からの力、闇の精霊に飲み込まれて強大な力を得て怪物となった。​

  2020/02/02

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  第１１話

  ​－第１１話－​エダンが居る石室の中へ入る。石室の中は洞窟の様になっていて奥へと通路が伸びていた。少し行くとやや広めの場所に着く、周りには無数の石像やそれを壊さないように掘り起こしている者たちが居た。石像に近づいてみるとそれはいかにも怯えた表情で逃げ腰になっている石像だった。「リアルすぎて石像とは思えないな…」「今にも動き出しそうだ」「それにしても　古代人の知識は素晴らしい」傍らにいた学者がしきりに感心していた。誰かと立ち話をしているエダンを見つけた俺はそちらへ向かう。部屋の中央にある台座の上に光る四角い石の横を通り過ぎようとした時、不意に黒い精霊が俺を呼んだ。「おい この石から懐かしい感じがするぞ！」

  2020/01/31

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  第１０話

  ​－第１０話－​灰色オオカミやインプ達を撃退し、一息ついたとき。俺はジャレット姫からの要請で石室調査の進展具合を確認に来たこと、調査を早めるために手伝いに来たことを将校であるフェイニアに説明した。荷馬車は壊れてしまったが、他は無事らしい。「ありがとう！　ykさんというのね。」「一時はどうなることかと心配しました…」俺の説明を聞くとフェイニアは俺にそう言った。そして、西部警備キャンプに滞在しているクリフ隊長にぜひ紹介したいというのでエダンとの合流の後に立ち寄ることを約束する。「では私達は石室調査団に物品を届けて西部警備キャンプへ戻ります！」「西部警備キャンプも同じように襲撃を受けていて…」「きっとあなたの実力ならばクリフ隊長も気に入るでしょう」フェイニアはそう言って別れた。

  2020/01/30

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  第９話

  ​－第９話－石室調査が思ったように進まないのは灰色キツネによる荷物の盗難などがあるかららしい。現場に行ってみると灰色キツネの群れによる被害は相当なものだった。石室調査団が特に悩まされているのは労働者の多くはゴブリンで採掘には大きな戦力となっているが、ゴブリンは臆病で灰色キツネを恐れて作業をしたがらないのだ。俺はその対策として灰色キツネを追い払う事を引き受けた。兵士と協力して一時的に追い払う事に成功する。が、次第にインプや木の精霊が加勢して戦況は苦しくなるばかりだ。苦戦している中、森の中に孤立した一団を木々の間に見つける。女性の将校が一団をまとめ、倒れた荷馬車を背にインプ達の包囲から飲み込まれずに堪えているが瓦解するのも時間の問題と思われた。俺は急ぎ、駆け付ける。　そして苦戦する将校に名乗りもせず、早々に一団に襲い掛かるインプ達を撃退した。​

  2020/01/29

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  第８話

  ​－第８話－ふと俺は普段あまり見ないようにしているギルドチャットに目をやった。見ないようにしているのは戦闘中や他の事をしている時に集中力が切れてしまうからだ。【つながり隊】リルちゃんってまだ初心者だよねー【つながり隊】おいしい狩場教えてあげよっかぁ　【つながり隊】今度会おうよ。【つながり隊】パワーレベリングしてあげても良いよ【♰キリト♰】お！　二人で狩場デートか？【♰キリト♰】わしも一緒に行く！【リル】えー　私は自分のペースで強くなりたいからいいですぅ【ケーキは別腹】二人とも女の子相手だからって必死すぎぃｗｗ【つながり隊】うっせー　BBA。***すぞ。【ケーキは別腹】<ブラックスター小剣Ⅳ>【ケーキは別腹】だれを***せるって？【♰キリト♰】ぬるさば**ねだいたいこんなやりとりが行われている。正直言って見るだけ不快だ。俺は今日も違約金を払う為と装備を揃える為に酒場へと出かけた。このギルドを脱退して自分のギルドを作るために…しばらく色々な依頼を見た後、石室調査の手伝いをすることにした。依頼者はジャレットという姫だった。姫が言うにはエダンに石室調査を依頼したんだが遅々として進まないらしく更に依頼を増やしたという。​

  2020/01/28

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  第７話

  ​－第7話－​逃げたゴブリンを探して村を歩き回る。なかなか見つからないので自警団の青年に聞いてみることにした。「この辺でこのようなゴブリンを見てないか？」俺が逃げたゴブリンの特徴を伝えると青年は倉庫の辺りで少女と遊んでいるところを見たと教えてくれた。倉庫の近くに行ってみると少女が何やら俺の探しているゴブリンと楽しそうに遊んでいる。俺は声を掛けずにやりとりを見守ることにした。「ゴブちゃん。　もっと気合いを入れて掘るもちゃ！」「ここにはきっと何かあるもちゃ。　さっき猫が何か隠して埋めてたもちゃよ。」ゴブちゃんは困った顔をしながらも懸命に指示されたところを掘っている。なにか見つけたようだ掘り出した光る宝石を見て少女は笑みを浮かべる。「ふふふ　もちゃ。」「これはきっと凄い宝石もちゃよ。この村を私の村にする為の布石もちゃ♪」満面の笑みの少女はゴブちゃんとハイタッチをして喜んでいた。「何か探し物をしてたのか？見つかって良かったな！」「すまないが、そのゴブリンは仕事があるんだ。探している人がいるから連れて行ってあげなきゃならない」少女に俺がそう言うと少女は素直にうなずいてくれた。「探している人がいるなら仕方ないもちゃ。」「ゴブちゃん、ありがとうもちゃ。また遊ぶもちゃよ！」そして俺はゴブリンを労働者を管理している者の所に連れて帰る。ゴブちゃんは怒られていたが、それは仕方のない事だろう‥。仕事はちゃんとするべきだ。　その後に遊ぶのが大事だな。

  2020/01/27

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  第６話

  ​－第６話－村長はすぐに見つかった。　早速声を掛ける。そしてしばらくこの村についての話や会っておくといい人物を紹介してもらった。孫娘の話やこの村の過ごし方など少し雑談をした後、俺は今朝見つけた依頼の依頼者のところへ向かう。依頼者のところへ行くとがっしりした体格の男が居た。その男に依頼を受けに来たことを話す。彼は労働者を管理しているらしいが、そのうちの一人が逃げだしたそうだ。「奴らはよく逃げるんだ。ゴブリンどもは覇気のない連中だ。」「逃げたゴブリンを見つけ出してココへ連れ帰って来てくれ。」​

  2020/01/27

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  第５話

  ​－第５話－その日は宿をとって休むことにした。取り敢えず俺は装備も金もないので明日依頼を受けに酒場へ行く。ギルドチャットで冒険者が依頼を受けるルートはいくつかあると聞いたからである。大きく分けると３つあって・酒場に張り出された依頼・突発的に引き受ける依頼・ギルドに直接頼みに来る依頼　だ。俺は張り出されていた依頼の一つを持って酒場のマスターに渡す。「これを受けたいんだが、どうすればいい？」「あと、この村の村長の居場所を教えてくれ。」酒場のマスターは料理の手を止めて、俺の質問に答える。「依頼は直接その依頼書に記載されている依頼者の元に行けばいい。」「村長ならきっとこの酒場を出てすぐのところに立っているかもな。」俺は酒場のマスターにお礼を言い、酒場を後にする。​

  2020/01/25

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  第４話

  ​－第４話－初級冒険者の女性に絡んでいた二人が俺を睨みつける。そして、俺の身なりを確認すると馬鹿にするような態度をとる。「なんだてめえは！　男に用はねぇよ！」「へっ　見た感じお前も初級冒険者か。　ちょうどいい、お前も俺らのギルドに入れてやるよ」「何せ俺らはこのバレノス自治領の領主ギルドだ。ありがたく占領戦ギルド”aztk”の一員として働くといい。」「バフもたくさんあるし、何でもできるから！」そう言いつつ、男は何やら操作を始める…　俺からは見えないが目の前に何かがあるようだ。男が操作を終えると俺の頭の中にお知らせ音と淡々と読み上げるような抑揚のない声が聞こえてきた。システムメッセージ：領主ギルド権限により、強制加入となりました。あまりの一方的な展開に俺と勧誘を受けていた女性が驚いた表情をしていると俺たちは契約書を見せられた。契約書には大まかにこう書かれている‥[強制ギルド加入契約書]・この契約は１か月間有効です。・ギルド規約に従って行動してください。・ギルドからの脱退には　違約金　または　副隊長以上　との決闘により可能とする。勧誘していた男２人は「おっと時間か。　じゃあな！」と言い残すと目の前で突然消えた。やっぱり面倒なことになったなと思い　俺はふと勧誘されていた女性を見る。女性は少し考え事をしたかと思うと何か操作した仕草をする。【リル】『こんにちは！初めましてリルっていいます。ギルドチャットっていうのはここでいいですか？』【リル】『強制勧誘されちゃってｗｗ』！！？？？　俺はびっくりする。　視界の片隅に文字が表示されていたからだ。もう何がなにか分からない…　男が目の前から急に消えたこと、このリルの行動、片隅の文字。俺は深く考えるのをやめて　そういうモノだと状況を無理矢理飲み込んだ。視界に映る片隅の文字は未だ困惑する俺を差し置いて書き足されていく。：：【無害ちゃん】こんにちは【ケーキは別腹】新人ちゃんこんいちは【ちょこぼう】こん【♰キリト♰】こんにちは　さっきはごめん。　強制勧誘許してクレメンスｗ【ヒナのは】あってるー　【ちょこぼう】もう一人初級冒険者入れたんだけど、チャットの仕方とかわかってないかも困惑しながらも俺もギルドチャットを試みようとするがやり方が分からない…【ケーキは別腹】キーボードのエンター押して　ギルドチャットにしたらいいよ【♰キリト♰】ケーキさん優しいｗケーキさんのキーボードという単語で俺の視界に文字が並んだ物が映し出された。それからもいろいろ使い方を聞いて発言する。　その間にリルはどこかへ行ったようだ。【ｙｋさん】喋るより大変だな！　初めまして　こんにちは　【ｙｋさん】この文章を表示させるだけでも結構疲れるぞ！！【ヒナのは】初心者すぎーｗ　【♰キリト♰】ｗｗその後もいろいろギルドチャットでやりとりをする。すこし事情が分かってきた頃には辺りは夕方だった。​

  2020/01/24

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  第３話

  ​－第３話－​村にしては活気があるな…べリア村は海に面した立地で港には船が何隻も並び、荷受けの労働者が忙しなく働いていた。労働者として働いているのはゴブリン種族が多いようだ。ひと通り見て周っていると村の片隅で問答をしている声が聞こえて来た。「なぁ　お嬢ちゃん　ギルドには所属していないみたいだな？」「俺たちのギルドに入らないか？　悪いようにはしないぜ。　へへへ。」そちらに目を向けてみると装備の立派な男二人におどおどした女性が絡まれていた。「おい！　男二人でナンパか？」「女の子が怯えているじゃないか！　もっとスマートに誘えよ。」俺は咄嗟に声を掛けてしまう。声を掛ければ面倒になるのはわかっていたが、そう思った頃にはもう声を発していた。

  2020/01/23

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  第２話

  ※勝手に物語を作っています。トップページの注意書きを読んで納得した上で閲覧してください。​右のカテゴリの上から順にプロローグから読み進めていってください。－第２話－「ちょっと聞きたいんだが？」俺は黒い精霊が言っていた男に声を掛ける。　男は石室調査の指揮を執っているようだ。「よかった　目が覚めたのか？」エダンはこの古代遺跡の調査をしている際に俺を見つけて介抱してくれたみたいだ。だが、俺の素性については知らないみたいで俺の事を冒険者ではないのかと言っていた。冒険者というのはギルドに所属し、単体、または集団で街の依頼や魔物の討伐や遺跡発掘などを請け負って生計をたてている者だという。俺は自分の素性が分からない、だが、この者が言う冒険者というものとして行動すれば何か分かるかもしれないな…エダンは石室の調査に戻るようなので、お礼を言って別れる。そして俺は近くに居た旅行者にギルドの事について軽く聞いたり、兵士に近場の町への行き方を案内してもらったりした。「ここを降りた先にべリア村という集落がある」「そこの村長に会いに行ってギルドなどについて詳しく聞けばいいだろう」「村長の名前はイゴール・バルタリ。　村の者に聞けばすぐに会えるはずだよ」

  2020/01/21

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  第１話

  ※勝手に物語を作っています。トップページの注意書きを読んで納得した上で閲覧してください。​右のカテゴリの上から順にプロローグから読み進めていってください。－第１話－​颯爽とした風が吹き抜け　俺の頬を撫でていく　まだ気分は爽快ではないが意識も体も起きたみたいだ。木陰に屋根だけ張ったテントから身を乗り出し外へと出る。そこは森を切り拓いたような場所で所々大きな石が見え隠れしていて　その石を懸命に掘り起こしたり、調べたりしている者たちが居た。ふらふらとしながらも少し歩く。「やっと歩けるようになったな　大丈夫か？」「ふぅ　間違って他の奴の体に入ったかと思ったぜ」っ！！　俺は目の前に突然現れた黒い物体に驚く。「その表情はなんだ……」「まさか忘れたのか？　約束したじゃないか！」「まぁ　いい。　いずれ思い出すだろう。　ヒヒ。」

  2020/01/21

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  プロローグ　始まりの夢

  ※勝手に物語を作っています。トップページの注意書きを読んで納得した上で閲覧してください。右のカテゴリの上から順にプロローグから読み進めていってください。​－始まりの夢－​​​​「すまない。だが、わかってくれ」​​夢か現実か判らぬ中で凛々しく眼前に立つ女性はそう俺に言い放った。俺は朦朧としながらも意識を集中させる。​​「イレズラ！！」​​​どうやらこの女性の事らしい‥俺はその怒号がした喧騒の方に目を向ける、そこには大群となり鬼気迫る甲冑に身を包んだ兵士たち。俺達に真っ直ぐ向かってくるそれに対処するべく、身構えようと足に力を入れた時、俺の意識は闇の中へと吸い込まれたのだった…。－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－次に意識を取り戻したとき、周りには何もなく、ただ　黒い精霊が紅い目と丸い体を揺らしながら、俺に語りかけてきた。「オマエか？　お前なのか？　俺たちの契約を忘れるな。」

  2020/01/21

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