2007/10/18(木)10:20
ニッポン硬貨の謎 エラリー・クイーン最後の事件 北村薫著
ニッポン硬貨の謎 エラリー・クイーン最後の事件
北村薫 著
東京創元社
1977年、来日したエラリーを待っていたかのように幼児を狙った連続殺人事件が起こった。
エラリーは大学のミステリサークルのメンバーで彼の大ファンの女子大生小町奈々子を助手に事件の解明に挑む。
これはなかなか手強い本でした。
ミステリでもあるけど同時にクイーン論でもあります。
クイーンを読んだ事はあるけど「読者への挑戦」なんてはなから無視して読み進むタイプの私です、犯人探しをしたりトリックを見破ろうなんて気はさらさら無いのでクイーン論をぶち上げられても何の事やら・・・・です。
ですが、そーゆー読み方をする人には面白い本だと思います。
主だったクイーンの作品を訳者をかえて読み返した後で本書を読むと
もっと楽しめると思います。
ニッポン硬貨の謎