2008/06/23(月)17:09
告発のとき
2007年 アメリカ
監督 ポール・ハギス
キャスト トミー・リー・ジョーンズ
シャーリーズ・セロン
スーザン・サランドン
退役軍人(トミー・リー・ジョーンズ)の息子(ジョナサン・タッカー)は、イラクの最前線からアメリカに帰国した直後に軍隊から脱走する。地元警察の捜査官(シャーリーズ・セロン)の助けを借りて父は息子を探しだそうとするが、そこにはある秘密が隠されていた。真実を追い求めるにつれて、父親の知らない息子の素顔が明らかになっていく…。
試写会で観てきました。
画像以下は、これから観に行かれる方はご注意下さいね。
失踪したした息子は凄惨な遺体で発見され、父親は何故息子が死んだのかを追い始める。
携帯に残されたイラクの画像、一緒に帰還した隊の仲間たちの証言などから父親の知らない息子像が浮かび上がってくる。
何かの陰謀に巻き込まれて殺されたのかと思った。
それを軍を挙げて隠そうとしているのかと。でもそうじゃなかった。
嘘の証言をした兵士たちは、自分の保身もあっただろうけど、
それよりも「自慢の息子」のイメージを壊す事が忍びなかったんじゃないかと思う。
素直に自宅で捜査が終るのを待っていたら息子の暗部を知ることは無かったのにね。
戦場で日常とはかけ離れた状況に置かれ精神のバランスを崩していく若者たち。
イラク派兵は何だったのか。
トミー・リー・ジョーンズがアカデミー主演男優賞にノミネートされたんだっけかな。
渋い演技の中にコミカルな部分もあって救われました。