2008/08/05(火)10:36
怖い絵 2
『怖い絵 2』
中野京子 著
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
なぞめいて扇情的な『浴槽の美女』…彼女の死後に描かれたとしたら?のどかな神々の美人コンテスト『パリスの審判』…欲情と見栄が生んだ悲劇とは?女性を見つめるピカソの眼…どうしてこんなに怖いのか?本物の恐怖が味わえる名画20。
西洋絵画を鑑賞する際、ヨーロッパの文化や歴史に造詣が深くなければ
何が主題なのか、描かれてるのはどんな場面なのか、誰なのかサッパリ分からない、
なんて良くある事で(私だけか?そうではあるまい)、
せっかくの名画も、「きれ~~~~!」とか「これは好き」「これ嫌い」で終ってしまっている。
本書は大概の日本人から欠落している西欧の文化(歴史も宗教も慣習も含め)に対する知識を補い解説してくれます
レンブラント「テュルプ博士の解剖学実習」
死刑囚は刑の執行後は解剖に回されたらしい。
見物人からお金を取るショーだった。
死体が足りなくなると墓荒らしも・・・・怖い
ピカソ「泣く女」
ピカソの愛人ドナさんはよく泣く女だったそうで、
ここまで顔を崩して泣く程の何があったのか、
冷静に見つめるピカソが怖い。
ミレー「晩鐘」
これの何処が怖い???
種明かしはしません(^^;
図書館に1・2同時に予約したけど2が先に届いてしまった。
1の解説を踏まえた作品もあるので、順番に読んだ方が良いです。
怖い絵(2)