2009/03/30(月)22:43
キルトは楽しい
『キルトは楽しい』
アリサ・クレイグ 著
内容(「BOOK」データベースより)
開館の準備が進む博物館で、任命されたばかりの館長さんが墜死するという椿事が発生した。あやまって屋根裏部屋から落ちたのかと思いきや、窓が小さくてそれは無理。ならば屋根に登って飛び降り自殺を決行したのか。ところがどっこい、故人は高所恐怖症だったらしく…。摩訶不思議な事件をむこうにまわしてディタニーが大活躍。マクラウドが別名義で贈る、好評ユーモア第二弾。
ディタニーシリーズ第2弾って・・・1を読んでない(^^ゞ
古本屋で1から探したけど見つからない。1995年発行だから、そんなもんでしょう。
変わり者の年寄りが亡くなり荒れ放題の屋敷を、博物館にする条件で寄贈された。
その改装の最中に起こった不可解な転落事故。
この事件の解明に借り出されたディタニーとオズボーンの新婚夫婦の活躍。
ガラクタばかりの屋根裏から未完成のウエディング・キルトが発見された。
モチーフはミツバチ。
キルティング・ビーとかけてあるのね。
事件解明への道のりもキルティング・ビーみたいなのよね。
実際に針と糸を持って集ってるわけじゃないけど、狭いコミュニティーの中で
あっちでもこっちでも人が集まると事件の話をしてて、それをつなぎ合わせていくと
だんだんと謎が解けていく。ばらばらのピースが意味を持った時、犯人も意図も
明らかになって、まさにパッチワークだわ。
最初は婦人会の会話も新婚さんの会話も饒舌過ぎて付いて行けず、
途中で放り出したくなったけど、だんだんと面白くなってきて、最後は一気でした。