2009/10/17(土)01:18
皇室の名宝展
芸術の秋です!
と言う事で、東京国立博物館で開催中の【皇室の名宝―日本美の華】へ行ってきました。
平日の昼間、到着すると門の前に「混雑してるから心してかかれよ!」と掲示してあって
入場までの長蛇の列を覚悟してたんですが、あっさり入場できました。
が、皇室を侮ってはいけない(誰も侮ってないって!)唐獅子の前や若冲のコーナーには
二重三重どころか五重六重ぐらいの人垣ができてました。
展示は2部に分かれてます。
最初の展示は「近世絵画の名品」
絢爛豪華な「浜松図屏風」はシンプル且つ大胆な構図で金箔が眩いです。
「唐獅子図屏風」力強い線が見る者を圧倒します。
睨みつける目が威嚇してます。
この最初のコーナーでその見事さに十分圧倒されてたんですが、序の口でした。
次のコーナーで待ってたのが若冲。
一部屋全部若冲ですよ!!こんなにまとまって見たのは初めてです。
「旭日鳳凰図」なんなのこの緻密さは!!この鮮やかさは!!
と、人の流れを堰き止めて魅入ってて、次は「動植彩絵」30幅。
このすばらしさをどう表現すれば良いのか、私の少ない語彙とお粗末な文章では
表現できません。
ただの白い鶏がなんであんなに輝いてるのか・・・
若冲だけに1時間ぐらいかけてたかも。
で、次が応挙ですよ。
「源氏四季図屏風」若冲の躍動感溢れる絵で興奮してた気分がこの絵のおかげで
すーっと引いて行って気持ちを切り替えるのにちょうど良い落ち着いた雰囲気の屏風です。
落ち着いたって言っても、金箔がふんだんに使われた華やかな作品さんですが。
この後も名品がゾロゾロ並んでて、第2展示室の「近代の宮殿装飾と帝室技芸員」のコーナーへ行く頃にはすっかりパワーを吸い取られてしまってました。
このコーナーにもお宝はいっぱいだったんですけどね~~(^^ゞ
最後に飾ってあった「讃春」というタイトルの屏風、これの女学生二人が英子さんと道子さん、後ろの車の運転手がベッキーさん??とあらぬ事を考えておりました。
相当疲れてたみたい。
まだご覧になってない方は是非!
観て損はないですよ。