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カテゴリ:健康
仙台市泉区のながさわ歯科医院の長澤です。
いつも有り難うございます。皆様の健康に役立つ情報をお届けできたらと思っています。 エタノール燃料は環境にやさしいというイメージがありましたが、体内でわれわれ人間がアルコールを飲んだ時に二日酔いの原因になるアセトアルデヒドを、同じように放出するんですね。二日酔いは酷い気分ですが、大気中に増えると呼吸障害を起こすのだそうですが、あの二日酔いの気分の悪さからも想像できます。世界でも日本の技術がリードしていて、日本が得意の分野である、クリーンエネルギーの太陽光発電や、ハイブリッドカーを国策として、環境をまもるためにも、全世界に提供するべきなのではないでしょうか。素晴らしい社会貢献、人類の未来に貢献できるのではと考えます。 エタノール増産のために、みかんの減産や、砂糖の値上がりが進んでいるようですが、なんか風が吹けば桶屋が儲かる的で、予想もつかない結果がでてきそうです。二酸化炭素を世界でもっとも吸収してくれているブラジルの森林が消失して、もっと二酸化炭素が増えるような結果にならなければいいのですが。 人体への悪影響はガソリンと大差ないエタノール燃料 エタノールは環境に優しい、クリーンな自動車燃料として推奨され、日本でも輸入製品が出回り始めたが、手放しで歓迎とはいかないようだ。同製品の広範囲での使用が、将来的に呼吸器疾患による死亡や入院の増加を招くことが、科学誌「Environmental Science & Technology」4月18日オンライン版掲載の米国の研究で指摘されている。 米スタンフォード大学(カリフォルニア州)大気科学者のMark Z. Jacobson氏らは、大気状況をミュレーションするコンピュータモデルを用いて、エタノール85%とガソリン15%を混合したE85燃料の車が広範囲で使用された場合の、2020年時点での米国の大気状況を検討。 研究では、E85の使用により、大気中の発癌(がん)物質であるベンゼンとブタジエンは減少する一方で、ホルムアルデヒドとアセトアルデヒドは増加。その結果、E85による発癌率はガソリンと同じであることが示された。また、スモッグの主成分であるオゾンが、ロサンゼルスと米北東部で著明に増加するのに対し、南西部では減少。それに伴いオゾン関連の死亡件数がガソリンに比べ年間約200件の割合で増え、うち約120件がロサンゼルスで発生することが示された。 これらの原因による死亡率は、2020年には、ガソリン車に比べ全米で約4%、ロサンゼルスでは9%それぞれ増加すると予測している。またE85は、喘息関連の救急室搬送および入院数を大幅に増加させることも示された。 エタノールの有害性はトウモロコシ、スイッチグラスなど原料を問わない。Jacobson氏は、エタノールはガソリン燃料による汚染と同じくらい有害であるにもかかわらず、なぜバイオ燃料を推奨するのか疑問を投げかけている。米国でのガソリン汚染による早期死亡は毎年約1万件に達している。 Jacobson氏は「風力や太陽光の転換エネルギーで走る電気自動車、プラグインハイブリッド車、液体水素燃料電池車などは、毒性物質やグリーンハウスガスの排出は実質的にゼロで、土地への悪影響もほとんどない。エタノールの原料のトウモロコシやスイッチグラスを大量に生産するには広大な土地を耕す必要がある」と述べている。 [2007年4月18日/HealthDay News] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年05月02日 12時56分39秒
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