2013/02/10(日)19:22
筋肉がつることと風邪
痛みや苦痛が消えることは確かに嬉しいことですが、時にやむを得ずに痛みが発生することもあるようです。
ある患者さんの悩みは腰から太ももの裏にかけての痛みで、50メートルほど歩くと、それ以上は歩けなくなるほどの痛みになる方の話です。
施術中、左足のふくらはぎを軽くタッピング(叩く)していましたら、右足のふくらはぎがつり、更に左足に別の施術を行なっていますと、同じく右足のアキレス腱がつる状態になりました。
それ以後では、左足に施術することはありましたが、つるということはありませんでした。
患者さんは月一回の施術で、今まで、このようなことは一度もなかったのですが、、、。
施術中に痛みが出ることは今までに何度かありましたが、足がつるという症状は初めてでした。
つるという症状の医学的な原因はさておきまして、足がつるという生体反応が起きることは、この患者さんの身体が強張る・鈍い状態から脱しようとしているように思えるのです。
強張った鈍い状態から、つるという症状を引き起こして、身体が強張り・鈍い状態にあることを体の持ち主に訴えている。
「風邪の効用」で野口先生は、風邪をひくことは強張り鈍い状態から元の弾力性のある体へと戻ろうとする活元運動だと述べていることを見ますと、つるという症状の痛みも有りではないかと思うのです。
因みに、この患者さんの症状は、施術を月一回ではありますが、確実に楽になってはいるようで、50メートル以上あるいても痛みが出なくなっていると仰っています。
ナルサワ自然療法院
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