2024/01/06(土)08:39
功をあせるな。
功をあせって目先の利益に飛びつくな!
「日本人の一番の欠点は、目先のことに囚われて、長期的な視野にたって物事を見ることができないことだ。」
~キッシンジャーの言葉である。
悪の道とは、知りつつも、安易な目先の銭儲けに走って結局は、最悪の人生になる人や、
すぐ騙されて泣きを見る、お人よしも多い。
最近の政治家で国家百年の計を考えている人が、いったい何人いるのだろうか?
行き当たりバッタリの政策でいいのだろうか?
私が自衛官だった時、東富士演習場で、大規模な日米合同演習があった。
戦車、航空機、地対地ミサイル部隊も投入される大演習だったので、いち迫撃砲分隊長にすぎない私などには、作戦の推移など掴みようもなかった。
私の分隊が前線で迫撃砲陣地を構築している時に、前方からジープが疾走して来るのが見えた。
~双眼鏡で確認すると白旗を掲げた米軍のジープである。
「軍使のようだ。」一応、部下に機関銃の用意をさせた私は、通訳班の柿沼候補生を伴って、ジープを停車させた。
運転していたサージャン(軍曹)は、後部座席に高級将校が乗っている旨を伝えた。
降りてきた米軍将校の階級章は、「鷲のマーク!」
~アメリカ陸軍大佐である。
私は直立不動の姿勢を取って敬礼した。
「大佐どの、失礼いたしました!ご用件を!」
柿沼候補生の通訳によると、我が方の連隊長に会いたいとのこと。~直ちに中隊長に暗号無線でこのことを報告。
程なく、中隊長から、「お前が連隊本部へご案内しろ!」との命令がきた。
私は、陣地を部下に任せて、自衛隊のジープで柿沼を伴って、連隊本部へ大佐のジープを先導していった。
連隊本部に到着すると、わが方の連隊副官が、「ご苦労」と言ってくれた。
すぐ、自分の持ち場に戻ろうとすると、あいにく、連隊本部の通訳が、不在らしい。
柿沼に残れという。結局、私も居残る羽目に。
どういうわけか、米軍大佐が、私も連隊長との会談に同席しろといっているらしい。~作戦会議になんで下級指揮官の俺が??
野戦テントに入ると、当方の連隊長、山口1佐(大佐)が、「ようジョージ!」と言って米軍大佐と肩を抱き合っている。
どうやら、二人は、サイパン島で、戦った仲らしい。
以下は、両高級将校の会話である。
米軍大佐がこう切り出した。「貴官の、この部隊前線指揮官は、有能であった。
私は、機関銃がこちらを狙っているのを、しっかりと確認した。万一の、偽装攻撃を警戒したのだろう」
「自衛隊では、そういうことになっている」
「そこだ!日本軍は、たしかに有能である!
命令には、絶対服従だ。
サイパンで、貴官は、勝利など100%ない戦場で、10倍の敵である我が部隊に正面突撃をかけてきた。
軍刀を振りかざして、部下の先頭にたって斬りこんできた!」
「日本軍将校の当然の勤めだ!率先垂範は、将校の当然の権利である!」
「日本人の長所であり欠点は、そこなのだ。なぜ意味もない死を選ぶのだ!
捕虜になって、生き抜き、帰国して国家の役に立とうと考えなかったのだ!」
「捕虜の辱めを受けず!
これが日本軍の戦陣訓だ!
私は不覚にも、前後不覚の重傷を負って、おめおめと生き残ったことを今も恥じている。
部下に申し訳ない気持ちでいっぱいだ」
「我々欧米人は、そういう目先の名誉よりも、未来を考えるのだ!恥を忍んで生きて生きて生き抜く!~これが人生だ!」
~このとき私は、アメリカの真の強さを知ったのです。
ちなみにこのときの、勝敗は圧倒的に押し捲った自衛隊の勝利でした。
~しかし人生という長期戦で果たして、生き残ることができるのはどちらでしょうか?
長期展望~これが大切だと痛感する私です。
☆ 笑よく業を制します。お祓いよりお笑いです。 今日もあなたの良心というナビは正常に作動していますか?
☆ 若い頃、自衛官として、三度、災害派遣に出動。
現在も自衛隊協力企業として
即応予備自衛官を、採用させて頂いていることは、私の生涯の誇りです。 ☆ 小社の社員は、東日本大震災災害派遣に出動しました。 坂本龍馬決定版! ☆ 「幸せになる法則」 ★「我謳!!」は 台湾、韓国でも翻訳発売されています。☆ よびりん♪登場!!インターネットTVカウテレビ。音声+動く画像です♪☆ サブ日記では連日「私の夢」を発信しています。
☆ 先日撮影した動画です。