心配性の人はもっと真剣に心配すると治るのだ!
ある方から相談を受けました。
「私は、将来が不安なのです。なまじよい大学を卒業しているばかりに、
両親や周りの期待も大きく、希望職種に就くこともできません。」
「それは、うらやましい悩みですね。私など無学なものですから、
はじめから、ホワイトカラーの仕事など、働きたくても、入社資格そのものがありませんでしたよ。」
「むしろ先生のように、何もなかったら、よかったのにと思う日々です。」
「わかりました。今から私の質問に答えてください。」
「はい。」
「あなたは将来や未来に不安を持っていらっしゃる様子。
本気で心配していますか?」
「漠然と不安なのです。」
「それは、不安ではありませんよ。贅沢病ですよ。」
「はああ」
1 まず不安と正面から向き合う。これが大切です。
2 なにが不安なのか。これを具体的に箇条書きで紙に書きます。
3 リアルに細かく、これがポイントですよ。
4 あなたの場合でしたら、どんな職種につきたいのか?
その職場の住所は?パンフレットは?
その仕事に就いた場合の周囲の反応、対応の仕方。次から次に書きなぐるのです。
5 具体的、シュミレーション!!あなたに足らないのはこれですよ。
6 漠然と悩んで、一生を過ごしてはいけませんよ。
7 大は小を兼ねる。これを忘れてはいけません。
あなたは一流大学卒ですから、
土木現場で働くこともできるし、
エリートになろうと努力することもできる。無限の可能性を秘めた
ラッキーな人なのです。
8 私の知人に、東大卒の、パスタ屋のオヤジがいます。嬉々として働いていますよ。人間、触れ合う人々の笑顔とともに生きるのであれば、
どんな職業に就こうと、いいではありませんか。
杞憂などやめることです。
両親や周囲の目なんかどうでもいいではありませんか。
自分らしく生きることですよ!
★ 今日の一言
老子の第16章に「根源に返る」とあります。
自意識を捨て去り、静そのものになりきることが大切である。
と説いているのです。
自分の道は自分で切り拓くのです。他人の道ではありませんから。
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☆ 若い頃、自衛官として、三度、災害派遣に出動。
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