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カテゴリ:スウェーデン
今年は何かとコンサートに縁がある。
昨日、またBerwaldhallenに行った。 知り合いで、Erstaという私立病院(スウェーデンで私立病院は珍しい!)の関係の人から誘われた。そのコンサート自体は、チャリティーコンサートで、チケット代などの収入は、差別や暴力などに苦しんでいる女性たちのために使われるらしい。 コンサートの売りは、 『1000人のクワイヤーによるゴスペルコンサート!』 『本当に1000人も舞台に乗れるの~~??』 と思っていたが、後ろ側の客席なども利用して、すごい人数だった。 プロ、というより、セミプロ集団みたいな感じ。 それにしても、聴く人より歌う人が多いくらい。 圧巻だ。 しかし、実は1000人の声と、先日のスウェーデン国立放送合唱団30人の声、インパクトが同じくらいだと思ってしまった。やはり、国立合唱団は、プロなのね・・・。 それにしても、ゴスペルって、そもそも黒人の音楽なのでは? そして、イメージだが、教会で、黒人達がノリノリになって、歌っているものでは?? まあ、そんなイメージがあったので、お堅いスウェーデン人がどんな風にゴスペルを歌うのか興味があった。 結果、やっぱり堅かった・・・。 歌う人は、右に左に揺れたり、手拍子したりするんだけど、指揮者の言うがままだ。 歌に酔っちゃって、狂ったようになる人もいない。 それより、聴いてる人! 手拍子求められても、しない!!サム~~・・・。 もちろん、立ち上がって、音楽にのっちゃう人など、皆無。 やっぱ、想像通りだよ・・・スウェーデン人・・・。 まあ、会場も、元々クラッシック中心だし、来てた人も割と上流階層っぽかったから、余計にそうだったのかな。でもちょっとさみしかった。 今回のコンサートのために、アメリカアトランタから1人黒人の牧師さん(?)件歌手(?)が来ていた。 彼の指揮は、客席から見ていても、すんごいパワーを発している。 彼が、指揮台に立つと、一気に合唱団の雰囲気が変わる。 出てくる声質までもが、変わる。 声の説得力が、断然強くなる。 なんなんだろう、あれって。 やっぱり、指揮者によって曲が変わるというのは、そいういうことか。 後一つ付け加えだが、今回の合唱団1000人の中に、移民や移民の見た目を持つ人は、1人も見えなかった。全員、スウェーデン人(というか、白人)。 差別や暴力に苦しむ女性のためのチャリティーなのに、そういう女性が参加できていないというのは、なんとなく寂しい感じがした。 純粋なスウェーデン女性で苦しんでいる人も沢山いるだろうが、移民の女性も、同じくらい、いや、それ以上に苦しんでいるんじゃないのかしら・・・と思った。 ま、色々書いたが、結局は楽しいゆうべだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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