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2012.10.10
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カテゴリ:むすめ

   土曜日にあんなに元気だったむすめ猫が、なぜ3日後に亡くならないといけないのか?

   未だに信じられません。

   Mさんのお話では、翌日(日曜日)、ちょっと心配な症状があったそうです。

   そして、その翌日(月曜日)は、嘔吐やオシッコの垂れ流しなど、

   「その時」 が近いのか・・・と思われることが起こっていて、

   長年ネコを飼っていたMさんの経験から、なんとなく察知できたそうです。

   かかりつけの病院(←大ちゃんと同じ)は、祝日が休み。

   そこで夫に電話があり、相談を受けました。

   祝日も診察してくれている病院を紹介し、急いで連れて行くと、

   「今日が山かもしれない」 と言われたとか。

   むすめが危篤だという話を夫から電話で聞き、私は叫びました。

   その晩、次の日の朝、空を見上げて祈りました。

   絶対大丈夫だと言い聞かせながら必死に祈りました。

   「私が掃除をすれば、奇跡が起こるんじゃないか?」 と真剣に思い、

   滅多にしない場所の掃除や片付けをせっせとしました。

   夫から悲しい知らせをもらったのは、火曜日の昼。

   よく晴れた空を見上げ、肩を落としました。

     「ちーこ、ごめんね・・・」

   土曜日に私がおじゃまして、いっぱい写真を撮ったことが

   むすめのストレスになったんじゃないか?

   先月、今の家に引っ越す前から風邪のような症状があり、

   体調が万全ではなかったタイミングに訪問客があったせいで、

   体にムリがいったんじゃないか?

   私のせい?

   自分を責めました。

   あの日、私は行かなければ良かった・・・。

   心からむすめを愛していたMさんに会わせる顔がありません。

 

   やりきれない思いで、夕方は塩屋の砂浜へ向かいました。

   とにかく空が見たかったからです。

1009夕方.jpg

   キレイな夕日を見ながら、ちーこにさよならを言おうと思ったのに、

   生憎雲がじゃまをしていました。

1009夕方1.jpg

   私の心も、厚い雲で覆われているような感じ。

1009夕方2.jpg

   そこで、メッセージを残すことにしました。

   海は満ち潮で、字を書けるスペースがなかったので、川側の砂地へ。

1009夕方11.jpg

   この私が、ネコに感謝の気持ちを言うなんて・・・

   あの子が私を変えたよね。

1009夕方3.jpg

   大ちゃんが生きていることに、この上ない幸せを感じました。

 

   さっきのさっきまで、太陽の光は雲に遮られていたのに、

1009夕方4.jpg

   大ちゃんの耳に光が当たっていることに気付きました。

1009夕方5.jpg

   うっすら暗かった体がみるみる明るくなったんです。

   なに?

   背中を向けていた西の空を振り返ってみると、

1009夕方6.jpg

   ひゃ~びっくり

   光っていました。

1009夕方7.jpg

   大ちゃんも光っていました。

1009夕方8.jpg

   もしかして、ちーこに気持ちが届いたって合図?

   ただの偶然でしかないんだろうけど、私はそう思うことにしました。

1009夕方9.jpg

   そして、

   夕日が海に沈むまで、ずーっとちーこに言葉をかけ続けました。

1009夕方10.jpg

   土曜日、私がなでるとゴロゴロと喉を鳴らしてくれたあの顔を空に浮かべながら。

   あまりにきれいだったので、日没シーンを動画におさめました。

   この夕日は、むすめが私にくれたプレゼントだと信じています。

   *・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・

   砂浜からの帰り道、夫から電話。

   運転中だったので、自宅に戻ってからかけなおすと、

     「今からMさんとこへ行くけど、ヒロはどうする?」

   Mさんには申し訳ない気持ちでいっぱいだったけれど、むすめに会いに行くことにしました。

   むすめの体はもう冷たくて、硬くなっていました。

   でも、薄いピンク色の小さな肉球だけはぷにゅぷにゅ柔らかくてね・・・

   夫とふたりで触り、一緒に泣きました。

   Mさんは、

     「土曜日にはこのソファの上で奥さんに甘えとったよなぁ。」

     「持って来てくれたおもちゃではしゃいどったよなぁ。」

     「いっぱい写真も撮ってくれたよなぁ。」

   私はあふれる涙を止めることができませんでした。

   Mさんは、私が来たことでむすめの症状が悪化したと思っていないの?

     「今思えば、土曜日に来てくれて本当に良かったわい。」

     「ちーこなりに奥さんを精一杯接待していたんじゃなかろか?」

   Mさんの優しい言葉に救われました。

   その後も、ちーこへの思いをいっぱい話してくれました。

     「おじーが帰ったぞ~って言うたら、玄関まで迎えに来てくれたんよ。」

     「余生をココでちーこと一緒に過ごそうと思っとったのになぁ。」

     「ちーこは安らぎやった。」

     「新しい飼い主がわしじゃなかったら、長生きできたかもしれんなぁ。」

     「せっかく〇〇さん(夫)にこの子を譲ってもらったのに、本当に悪いことをした。」

   私はMさんに言いました。

     「Mさんはこの上ない、最高の飼い主さんです。」

   本当に短い命だったけれど、むすめはものすごく幸せだったはずです。

   涙でぐじゅぐじゅだったので、なかなかうまくしゃべることが出来なかったけれど、

   気持ちだけはしっかりと伝えました。

   Mさんは手を合わせてお礼を言ってくれました。

   ちーことMさんの愛があふれるその場所で、わずかながらも一緒に過ごす事ができて

   本当に幸せでした。






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最終更新日  2012.10.10 22:24:18
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