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講演会 学校例

<生徒・児童対象>

●将来の夢を持つ大切さ

夢ってなんだろうね。夜に寝ている時に見ているものだけが夢かな?夢と言うものは自分がなりたい自分の姿を作るものだ。

 断言して言うけど、イチローでも、雄星でもGLAYでもみんな夢を持って前に進んでいる。だけど、自分が作った夢を100%現実にした人は

 誰一人いない。

 あんなに記録を連発したイチローでさえ、記録は自分が描く夢のハードルを一つクリアに過ぎないでしょう。

 夢と言うものは、口に出して言うものとは違うんだ。他の人と比較することができない自分への挑戦。

 この挑戦をする為に必要なのが目標。

雄星もイチローもみんな自分で決めた目標「プロになる」ということを小学校から抱いて実現した。

 「プロになりたい」とか「歌手になりたい」と言うのは僕から言わせると夢ではないよ。

 これは夢ではなく、目標。

 目標と夢の違いを的確に言うと、

夢には責任がないけど目標には責任がある。

つまり、自分で決めた目標は絶対にやりとげなきゃいけない。自分で決めた目標をこなすことができないと言うことは自分に嘘をついていることとまったく同じ。

 大切なのはプロになったらどのような生き方をしたいか!これが夢だ。プロにならなければ君の描く夢は果たせないでしょ?プロになるのは夢への通過点。

イチローの場合、いくつもの記録達成は目標をクリアしたことに過ぎないんだよ。だからイチローはどんな夢を持っているか誰にも予想はできないでしょう。きっと。記録に残る選手より、記憶に残る選手になろうとしているのだろうね。

 雄星は自分の夢への手前である、「目標」をクリアしたに過ぎない。GLAYは函館のライブハウスをいつもいっぱいにしていた。

彼らは日本を代表するバンドになりたかったのだから地元のライブハウスをいっぱいにするのは途中通過点にすぎないことなんだよ。

 夢を持つと言うことは自分の描く姿をしっかりと作りあげることだ。その為にいくつもの目標を超えていく。だけどそこに苦しさはないはずだ。だって目標をこなす君は、夢に向かって生きていくのだから目標は達成して当り前でしょ?自分の夢へのワンステップだよ。

 君はどんな自分になりたいのかな?



●人権教育 ・ 道徳教育 ・ 思いやり ・ 命の大切さ

 本を書いた手前、命について話すことがあるのだけど、命ってね、実は2つあるんだ。仕事が整体師なので僕の仕事は直にお客様に触れて楽にして差し上げる。たくさんのお客様が楽になりたい一心で僕のところに来てくださる。その中には余命数ヶ月という方もたくさんいらっしゃる。

 体と言うのは正直で、自分が辛いと実感していなくても僕が触ると体が僕の手に訴えてくるんだ。ここを触ってくれってね。これがね、もう一人のお客様だ。実際にお金を払ってくださるお客様、そして口をきく事ができないお客様の体。

 実際にしゃべるお客様はもう一人のしゃべらないもう一人の自分をいたわり、僕の仕事場へと足を運んでくれる。

 これが自分に対しての思いやりだ。

 思いやりってなあに?って聞かれたら君のお父さんやお母さんはきっと、

 「相手を思いやる気持ち」

ってきっと言うでしょう。はっきり言えばその通り。だけど思いやる気持ちって「こういうものだ!」ってわかるかな?きっとうまくは言えないのじゃないかな?

 自分がわからなくて悩んでいるのにそれを人に伝えるなんてことはなかなかできるものではないと思うよ。

 そこで、さっき言ったもう一人の自分というのを考えて欲しい。夢での項でも話したけど、こうなりたい自分と言うのは自分が描く理想のもう一人の自分だよね。成績がいい自分だってもう一人の自分だ。

 このもう一人の自分と言うのを角度を変えて君の周りにいる家族や仲間に当てはめてみて欲しい。

 仲間や家族の方が悩んでいた時、君は何ができるんだ?君が辛い時には友達やご家族に何を求めた?

 勘違いしないで欲しいのだけど、思いやるとは、辛い思いをしている方に手を差し伸べることとは違うぞ。

 自分ができる相手に対してへの表現だ。

君のしたことが、おせっかいって思われるかもしれない。冷たいって思われるかもしれない。だけど思われたっていいんだ。矛盾しているように聞こえるけど、自分の考えや行動が押し売りになってはいけない。

 ここが一番大事。

 悩んでいる方に対して「してあげる」という気持ちには、けしてなってはいけない。「こんなに思っているのにわかってもらえない。」そんな思いをしたことがあるだろ?恋がいい見本だ。

 けして「こんあなに思っているのだからわかって欲しい」って思ってはだめだよ。せっかくの君の思いやりが無駄になる。あくまでも主役は君ではなく、悩んでいたりする周りの方だ。思いやる態度はけして自分が主役になってはいけないんだ。

 悩んでいる方は君の気持ちをはじめ、色々周りにいる方々からの思いやりの中から一つの答えを見出そうとしている。その答えが君の考えと一致しなくても気にすることはない。君の気持ちがあったからこそ、その悩んでいる方は一つの答えを見出している。

 思いやる君はとても優しくて素敵だ。それが逆に自分の力になり、自分の目標を得る為の下敷きになるんだよ。


●進路指導 ・ キャリアビジョン ・ 学習意欲向上

 何より大切なのは明確に見える目標。行きたい学校をしっかりと定める。その学校に行くにはどうしたらいいか。

 ただ、学力を上げて行きたい学校に行こうと思っている程度では駄目だ。

運が見方をしない。運も実力のうちとはいうけど運を見方にするにはどうしたらいいかと言うことだよ。

 行きたい学校を徹底的に調べて楽しい学校生活を想像してみろ。

この学校に行くには自分で足りないものを強化しなくてはいけない。それを的確に弱点を見出せ。

 勉強をしなきゃこの学校にはいけない!と思うのではなく、この学校に行くにはこのぐらいはできなきゃいけない!と考え直さないといけないよ。

 俺には無理だ!って絶対に決めてはいけない。余りにもレベルに差があり、その学校を選べないときは「無理」ではなく、候補ではないだけだ。でも、どうしても行きたいのなら死ぬほどやってみろ!

 今までの君の人生で「死ぬほど」ということをしたことはあるか?ゲームならできるかい?ゲームでできるのなら、勉強だってできるさ。ゲームでクリアした時の気持ちは嬉しいだろ?勉強だって同じさ。難しい問題を色々な角度で調べて答えを導き出す。最高に気持ちがいいぜ。君の行きたい学校は、きっと難しい難問を解いた喜びをいっぱい実感してテストに望んで欲しいんだ。

 簡単に言えば試されているんだよ。楽して成功はないよ。でも楽と言う言葉は楽しいと書く。楽しい気持ちを導き出すことが成功への道なんだよ。




●国際理解 ・ 平和 ・ 環境問題

 戦争をしないためには国と国との協力が必要。しかし国と国が協力する為にはお互いの国どうし、利益がでないと続かない。つまり、先進国は資源を求め、途上国は資源を提供する。その資源を求めて戦争もあった。

 宗教も同じで、世界にはたくさんの宗教もある。この宗教を利用し、戦争を起こし、支配することもあった。

 国際問題、宗教、平和を語る上で、君達がしっかりと覚え、伝えなくてはいけないこととは日本の歴史である。

 日本は鎌倉時代の元寇、戦国時代からの南蛮貿易、キリスト教の布教、そして、第二次世界大戦の敗北。これら、全て日本は困難な歴史にあっても、外国からの支配はうけていない。アメリカなど列強に負けても日本国として今がある。沖縄の皆さんの不幸は二度と繰り返してはならないのだ。そして核を持たない国を誇らなければいけない。

 それを伝えるのがこれからの君達だ。

 資源を大切につかう。緑を大切にする。いっぱい学んだことと思う。それら地球を守る為に科学も発達していく。

 日本がすべきこととはなんなのかを学生達みんなで考えていくこともとても大切だ。

 時が経つにつれ学生時代に学んだことがきっと土台となる。私個人のことを話して恐縮だが、私の音楽の相棒は、私の影響で整体師の免許を取った。そして今、青年海外協力隊としてアフリカのウガンダにいる。整体師は基本的に道具用いない。直に触れて辛い体を楽にする仕事だ。私の相棒の本業は調理師で日本で学んだ料理をアフリカに伝えるために応募した。そして整体師としてアフリカに貢献したいと考えているようだ。

 きっかけとはいつ起きるかわからない。しかし、前向きな考えを持ち生きていくからこそきっかけをつかんだ。これを縁という。

 素晴らしい縁をもたらすにはたくさんのことを学ばなければいけない。環境や平和は学校のテストに出ることはない。今まであった歴史についてテストに出されることだ。

しかし、今書いていることは君達が生きていくために学ばなければいけないこと。環境や平和とは生きていくために学ばなければいけない未来へのテーマなんだよ。



●芸術鑑賞行事 ・ アトラクション


夢の話で命は二つあることを書いた。ここでは命ではなく私のもう一つの顔、それとはミュージシャンだ。

 音楽が私を支えていると言っても過言ではない。外国の方がそばにいたとしよう。英語がしゃべれなくても音楽があれば通じ合うことができる。音楽には国境はないのだ。

 音楽を愛して欲しい。いっぱい歌って欲しい。音楽は幸せをもたらす。命も救う。

 ミュージシャンを仕事にしている方々はライブなどのイベントでお金を集めたらそれを災害地に寄付するなどしている。音楽に詳しいからこのように書けるのだが芸術の世界は自分の気持ちを作品に示すことなのだ。

 芸術を愛すると客観的に世の中を見ることができる。そうなる為には夢中になるくらいでないと駄目だ。夢中とは夢の中と書くから時間を忘れる時間だ。時間を忘れるくらい思いっきり楽しめばいいことなんだよ。

 それが君の財産となり、仕事でいき詰った時、音楽などの趣味が君を救ってくれる。事実、僕が怪我して仕事ができなかったとき、音楽があったおかげで人生を変えることができた。

 自分を楽しませ、自分を見つめなおし、自分の人生の財産になるのが芸術なんだよ。



<保護者対象>

●家庭教育 ・ 子育て ・ 親子コミュニケーション


父子家庭である私が子供に対して心がけている事とは、感情で絶対に叱らないことです。私が離婚した理由は、元の妻が長女に対してのせっかんでした。そして、妻の度重なるウソ。大したことではなくても些細なウソを平気で付きます。私はそれが絶対に許せなかった。

 どんな親でも子供に対してこのように生きて行って欲しいという願望は、どんな御両親にもお持ちだと思います。私も勿論持っています。そこで私は思うのです。子供に求めるには自分が子供から誇れるようでなくてはいけないと思うのです。でなければ、発した言葉に説得力がありません。

 本来、叱るとは同じ間違いを起こさない為に指導します。自分の腹立たしい感情を子供にぶつけることは絶対に必要ありません。演技ですることは勿論あります。子供の目から出る涙は私に対しての悔しい涙であっては絶対に駄目なのです。叱った後でも抱っこできる環境を親として作らなくてはいけません。



●人権教育 ・ 道徳教育


 私には持論があります。「いただきます」「ありがとう」「ごちそうさま」「おはよう」「おやすみなさい」など、家族の中で言えないといい家族はできない。と思っています。

学校でちゃんと挨拶をしようと指導していますが勘違いしてはいけないのは、しつけは学校でするところとは違います。親がすることです。親が「ありがとう」「おはよう」「いただきます」が言えないのに子供に言えと言うのでしょうか。これは絶対に間違っています。

 親になると言うことは自分自身も成長しなければいけないのです。人との交流が苦手なお父さんやお母さんでしたら子供さんが学校に進学したら、PTAや子ども会など皆さんとお付き合いをしなければいけません。お父さんやお母さんも成長しているのです。

 思いやりを持った子供さんに育てたいのなら思いやりを持った大人として接しないといけないのです。子供会やPTAではそんなことをたくさん学ぶことができます。

 子供を教育をするということは自分が発する言葉に責任を持つことでもあると思います。



●子どもの安全 ・ いじめ/自殺防止 ・ ネット/携帯


 いじめを受ける生徒さんにはいくつかの共通したパターンを持っています。

 自分の気持ちをストレートに表現することが苦手なタイプ

 アトピーなど、自分の体に負担がある方でそこを突っ込まれると返答できないタイプ。

 自分が良かれと思ったことが誤解され、自分が悪者になってしまうタイプ。

 この3つが多いと思います。そこで子供さんが身に付けなきゃいけないことは心の強さです。

 我慢することも大切ですが自分の気持ちを素直に表現する能力を高めなければいけません。3つ目のタイプ以外でしたらこれで何とか成ります。ですが私の今、話をしたことは理想論ととられてもおかしくないでしょう。では、どのようにしたらいいか。ここに行き着くと思います。

 子供の共通点があります、それは「認められたい」と言うことです。それが先生や御両親。頭が良くなりたくて勉強しているはずですが子供からしてみれば、テストで良い成績を取ったらいっぱい誉めてもらいたいのです。

 素晴らしい成績をとったあと、ご両親はそれ以上を期待するはずです。ですがそれを絶対に表立てて言ってはいけません。それはそれなのです。この誇らしげにしている子供さんの気持ちを大切にしてあげてください。

 すると、今まで良い成績をとることが子供さんの目標でありましたが、良い成績をとることが当り前の考え方になります。すると、小さなミスをとても大切にするようになるでしょう。一つのミスが凄く悔しく感じるはずなのです。その気持ちを引き出して差し上げてください。子供さんは自分に自信を持ちます。

 いじめと言うのが存在しなくなるのです。なぜなら、自分に自信をもてるからです。この自信を持てるように仕向けることが我々親がしなくてはいけないことです。

 今、成績を例えに出しましたが、これがゲームでもスポーツでも音楽でもなんでもいいのです。子供さんがやる気になればいいのです。

 誤解を受けてそれと闘う子供さんはきっと、責任感が強いと思われます。そんなお子さんには

「無理をしなくていい。そう思われたっていいじゃない。あなたが間違っていないと思っているなら自分を信じなさい。」

と、てんぱっている気持ちをさりげなく優しくほぐしてあげることもとても大切です。

それが段々と人を思いやる気持ちへと、成長していくことだと思います。




<教職員対象>

●学級運営 ・ コミュニケーション研修


 私が以前、保健を通じて話をした事があります。それが栄養についてです。

 学校や役所などは、どうしても固定概念が強いです。こうしなければいけないというスタンスが余りにも強すぎます。その代表が音楽の授業ではないでしょうか。音楽には様々なジャンルがあります。ハードロックもヘビーメタルも演歌も立派な音楽です。表現の仕方が違うだけです。ですが、学校の授業はクラシックを強く教わります。私が幼かった頃は、エレキギター禁止と校訓にありました。

 誠に変です。学校は教育の場です。では、その音楽と栄養の話と何が関連するのかといいますと、目に見えない自分のパワーの源です。では、栄養についての話に戻しましょう。

 よく、保健だよりの新聞などに、バランスの良い食事と書いてあります。バランスの良い食事って何でしょう?お母さん達はいつもバランスのとれた食事にしようと思い、常々料理と格闘しているはずです。

 お惣菜中心の料理でしたらこのバランスのとれた食事にしましょうという言葉は説得力があるかもしれませんが子供の成長を願い頑張ってるお母さんには説得力が果たしてあるでしょうか?どのご家庭でもバランスよく作ることを心がけているし、ご家庭を比べることはできないはずです。

 そこで私は学校に対してある提案をしました。それはどんな家庭においても共通したテーマを持つことです。それとは「色を増やせ!」と言うことです。

 黄色が多ければたんぱく質の多い食材です。緑が多ければバランスは取れていますが体力が落ちている時これでは駄目です。同じ緑でも加工した野菜の緑と生野菜の緑とは違います。なので、鍋が一番バランスが取れているとは思いますがいつも食べるわけではありません。そこでカレーライスの登場です。

 カレーライスは子供さんたちの大好きなメニューです。これを利用しましょう。いつも同じカレーライスではなくお母さんのオリジナリティーを出した色々なパターンを作ってみることをオススメします。

 この色というのは音楽で言うジャンルやミュージシャンをさします。変な音楽を好きな方もいれば歌がうまい音楽を好きな方など好みは様々です。この枠にはまらないことについて教育に取り入れてみたらどうでしょうか。

 一番とっつきやすい音楽でしたら学校のブラスバンドがあります。ブラスバンドにはボーカル担当はありません。この楽曲をどのようにアレンジして子供達に演奏させるかは音楽の先生の度量だと思います。きっと、楽譜がある曲しか演奏しないのでしたら寂しいものです。音楽の先生でしたら楽譜に起こすぐらいできるはずですので個性を持った楽曲にして欲しいものです。

 芸術とはこの個性を大切にするものです。

先ほど話をした栄養についてもまったく同じで一つの素材からいくつもの料理を作り出すことが料理の幅につながります。

 枠にはまらない考えを持つことがこれからの教育に一番必要だと私は考えます。



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