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言葉を“面白狩る”

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「言葉を“面白狩る”」、たまに更新します。

----主な参考辞書----
*岩波書店『広辞苑』第五版CDROM版 *小学館『日本国語大辞典』
*学習研究社『漢字源』電子ブック版 *岩波書店『岩波日本史辞典』CDROM版
2021/04/11
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塵劫記の「第四 検地の事」の記事の最初に、上の図があります。図中に「長サ​三十七間​」「広サ​二十八間​」と書いてあります。本文には、

此田地いかほどぞといふ。
​​​法に、ながさ三十七間、ひろさ二十八間をもつて掛くれば千三十六坪となるなり。これを田法三百坪をもつて割れば、三反四畝十六歩としるべし。(岩波文庫版「塵劫記」)
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この田地の縦の長さは「長さ​(長サ)​」とありますが、横の長さを「ひろさ​(広サ)​」と書いています。普通、広さとは、

広さ(​『広辞苑』)​
​​​​​​​​広いこと。また、広いか狭いかの程度。面積。​

面積を示す筈ですが、「塵劫記」では横の長さを表しています。編者は注で【「ひろさ」は「はば」の意】と解説していますが、それは図を見れば解ること、なぜそう言うのか説明の欲しいところです。

「塵劫記」以外にも「横幅」を「広さ」と書いた資料がありました。

​​​『日本書紀』大化二年に、「凡そ田は長さ三十歩、広さ十二歩を段となし、十段を町となせ」(「単位の歴史辞書」)

【立鳥帽子の恰好】立えぼしの恰好は、横の広さ八寸なれば竪の長さも八寸なり。大小これに准じ知るべし。竪の長さ八寸に過ぎて壱尺ばかりもあらんは長えぼしともいうべきか。​(貞丈雑記)​​​


​はぱ【幅】布の​横の広さ​を数えるのに用いる語。​​(「単位の歴史辞書」)
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​【尋】両手を広げた幅に始まる長さの単位。​(「単位の歴史辞書」)​

「横幅」と「広さ」は、この辺りで繋がるような気がします。​





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最終更新日  2021/04/13 09:13:50 PM
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