世界のごはんとアリーナ&スタジアムグルメ生活

2011/03/13(日)13:37

初挑戦!手打ちパスタ「オレッキエッテ」で、アンチョビの効いたプーリア風菜の花のパスタ

ごちそう!パスタ(136)

皆さま、その後いかがお過ごしですか? 被災地の方々、関係者の方々の大変さは言うまでもなく、それ以外の地域にお住まいのに方も、次々に明らかになる地震・津波関係の報道から目を離せず、心を傷めている方が多いことと思います。改めて心よりお見舞い申し上げると共に、引き続き気持ちをしっかりと持って過ごされますよう、お祈り申し上げます。 もちろん、被害に遭われて今尚大変な状況にある現地の方々に思いを馳せ、私たちにできることを見つけて実行するのはとても重要な、必要なことです。が、難を逃れた私たちが健康な心身を保ち、必要な際にすぐに力となれるよう元気に過ごすことも、同じくらい大事。 という訳で、本ブログも今日から通常モードに戻して行こうと思います。 なので、明日以降の更新では日付が前後する記事も出て来るかもしれません。「ん?しばらく更新ない?」という時は、少しページを下にスクロールして頂き、過去日付分もチェックしてくださいませ。 さて、今日ご紹介するのは、昨日のお昼に作ったこちらのお料理。        ◆プーリア風、手打ちオレッキエッテの菜の花和え 心配事がある時や気持ちが落ち着かない時は何かに集中すると落ち着きを取り戻せたりするもの。私の場合、そういう時は大概少し手間のかかるお料理を作ります。こまごまと作業していると、その間に気持ちが整理されたり、ペースを取り戻せたりすることが多いので。という訳で、初めて手打ちのショートパスタに挑戦してみました。 「オレッキエッテ」とは、イタリア南部(かかとの部分)のプーリア州で最もポピュラーなショートパスタ。「耳たぶ」という名前の通り、ぷくっとかわいい形のパスタです。小麦粉・水・塩だけで練った生地で作れ、特別な材料も要りません。 基本的な手順は、「粉に水と塩を加えてよく練る→寝かせる→生地を棒状にしてアメのように刻み、一個一個ナイフでくるんと巻き、手で裏返して形を整える」といった感じ。最初は「えっ、この量を全部!?」と思いましたが、いざ始めてみるとクセになり、2人分があっという間でした。        今回の具は、これまたプーリアでは最も一般的な青菜。本来「チーマ・ディ・ラーパ」という丈の長いブロッコリーみたいな、からし菜みたいな野菜を使うそうですが、たまたま安かったので買っておいた菜の花で作りました。        なにぶん初めてなので生地が厚くなってしまい、ダンナさんには「えらい歯ごたえあるねー、すいとんみたい」と笑われましたが(ごめんよ次はもうちょっと薄く作るよ・・・)味はとても美味しかったです。「菜の花とアンチョビ合うね~、美味しい」と好評。菜の花のほろ苦さが「春だなぁ」とほっこりするパスタになりました。 オレッキエッテはトマトソースやミートソースに合わせることも多いとのこと。作っていて楽しいパスタなので、今度はラグー系のソースに合わせてみようと思います。 ≪手打ちパスタ「オレッキエッテ」で、アンチョビの効いたプーリア風菜の花のパスタ≫レシピ:2人分 1) オレッキエッテを作る。ボウルに小麦粉(あればセモリナ粉)100gを入れて山形にし、中央をくぼませて半分~6割程度(今回は60cc)の水と塩ひとつまみを加えて最初はフォークでかき混ぜ、全体に水がまわったら力を入れて練っていく。頑張って10~15分練って、表面がつややかになったらひとまとめにしてラップで包み、冷蔵庫で1時間以上ねかせる。 2) 寝かせた生地を、打ち粉をした台の上で1cm強の太さの棒状にのばし、1.2cmぐらいにカットしていく。カットした生地はくっつき合わないよう粉をまぶす。 3) 1個ずつ形を整える。生地の断面の上端あたりにナイフの刃を、刃のギザギザを上にしてのせ、手前に「くるん」と引いていく。こんな感じ↓                 「くるん」となった方を上にして親指の上にのせ、広げる(写真よりももっと薄~く広げてください!でないと「すいとん」になります^^;)。これで一個分できあがり。あるだけ繰り返す。         4) パスタを茹でるお湯をわかし、沸騰したら塩を加えて茹で始める。 5) 茹で始めるのとほぼ同時に具を用意。 菜の花1/2束は固めに塩茹でし、4cm長さに切る。アンチョビ1尾は適当にちぎるか刻む。にんにく1かけは縦横に切れ目を入れ、種を抜いてちぎった赤唐辛子1本とともに深めのフライパンにいれ、オリーブオイル大さじ1を加えて熱する。香りが出てきたら菜の花を入れて弱めの中火で炒め、全体に油がまわったらパスタの茹で汁おたま1杯を加えてクタクタに。 6) パスタが茹で上がったら具に投入して少しあおるようにして絡め、余分な水分を飛ばし、アンチョビを加えて優しく混ぜる(ここでアンチョビの油少々を加えると風味がより出て美味しいです)。皿に盛り、お好みでパルメザンチーズをかけて召し上がれ♪ ★予め炒めパン粉を作ってかけることも多いようです。お好みでどうぞ。アンチョビは、ごく少量だけ使って風味を生かすため、殆ど加熱しないのがポイント。入れすぎると風味がきつくなってしまいます。 今回は基本に忠実にセモリナ粉だけで作りましたが、苦味の強い青菜には全粒粉入りで作っても合うのでは??と思いました。今度試してみようと思います。 昨日のお昼全体。食べるとほっとする汁物を身体が求めていたようで、レンズ豆と玉ねぎ・トマトのスープを作り、焼いたお肉と野菜を合わせました。        昨日のうちに、秋田の実家と山形に帰省中の知人からは「電気が戻ったよ」との知らせがありました。とは言え、時間が経つにつれ明らかになる惨状に、今更ながら身体が震えます。不安と心配でずっと身体に力を入れていたせいか、あちこち固まってうまく抜くことができません。とほほ^^; でも、これからが本当の踏ん張りどころだと思いますので、現地の友人・知人と連絡を取る際に少しでも元気を出してもらえるよう、私もダンナさんもできるだけ明るい気持ちで過ごして行きたいと思っています。皆さんも元気に行きましょうね! うん、今日も美味しく頂きました今日もごちそうさまでした       ↑       ↑         ↑   3種類のランキングに参加しています。   順位が上がると、より多くの方々にご覧頂くチャンスが広がります!   本日もポチッと応援、お願いいたします。

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