世界のごはんとアリーナ&スタジアムグルメ生活

2011/06/10(金)09:43

ほのかに利かせた辛みが驚くほどさっぱりして爽やか、食が進みます!南イタリア・カラブリア風「ひよこ豆と豚肉のさわやかなブカティーニ」

ごちそう!パスタ(136)

日曜の駒沢帰りの晩ごはん。昼間の試合で早めに帰宅できたので、急がず支度できました。        今日はパスタです。ダンナさんは週末1度はパスタを食べたがるので(イタリア人か!^^;)。昨日はお米だったので今日はパスタの日。 スタジアム帰りなのでどっさりサラダはお約束として、その他のメニューはこんな感じ。 ◆ヴァルペリーナ風ズッパ(イタリア寒冷地風キャベツとライ麦パン、スープとフォンティーナチーズの重ね焼き)         まだ寒かった2月に初めて作って以来、すごく気に入って何度も作っているズッパ。より自分好みにアレンジが進み、すっかりコツを会得しました。あくまで私の好みですが、以前ご紹介した基本の作り方と比べ、今はここを心がけています。  ・キャベツは予めフライパンでこんがり焼く   (香ばしいキャベツの味が大好きなので、今はスープを予め吸わせず、焼くことを重視)  ・ライ麦パンはできるだけ薄くスライス   (この料理の場合、2~3mmがベストの厚さだと思います)  ・夏場は特にスープの量を少なめに、「しっとり」する程度   (上の写真でスープは100cc程度。ごく薄味です)  ・チーズは「カチョカヴァッロ」を5~7mm厚さに切って使用   (焼いた時のボリューム感が好きなチーズ。この料理との相性もよいです)         結果、ダンナさんには2月に作ったのと同じものとは気付かれず(笑)、でも「これチョー美味しい!『チョー美味しいもの』だ」と大喜び。やっぱりこの方が美味しいんですね私的には、キャベツの「香ばしさ」がポイントです。焦げめがつくぐらい焼きます。 たぶん、冬になったらまた「香ばしさ」よりも「クタクタに煮えた」感を重視して作ると思います。季節に応じてそうしたアレンジを自然に許してくれるのもイタリア料理のいいところ!皆さんもお好みの作り方でぜひお試しください。美味しいですよ~! ◆イベリコ豚(プルマ)のグリルと、出てきた脂で炒めたれんこんのソテー         イベリコ豚は楽天のいつも利用させて頂くお店のセットを冷凍庫に常備しています。「なくなりかけたら買う」感じ。中でも、私がいちばん好きな部位が「プルマ」です。“翼”とも呼ばれる肩甲骨付近の部位。筋肉がついている部位なので、独特の歯ごたえがあって美味しい。 イベリコ豚は焼く前に塩と微量のコショウをすりこみ、最初は強火でしっかりと焼き目をつけ、後は蓋をして弱火で中まで火を通し、最後に再び中火でこんがり焼いて仕上げています。焼く途中でどんどん美味しい脂が出てくるので、これで野菜を焼くのもお決まり。ホントに美味しい脂、身体にいい感じの脂なので捨てるのはもったいない! 食材の実力で間違いなく『チョーおいしい』一品です(笑) ◆ひよこ豆と豚肉の辛みを利かせたカラブリア風ブカティーニ          本来、イタリア料理のコースは「アンティパスト(前菜)」→「プリモピアット(第1の皿)」→「セコンドピアット(第2の皿=メイン)」と進み、今日でいうとセコンドがイベリコ豚でプリモがこのパスタに当たり、紹介する順番が逆です。が、我が家でのパスタの扱いはメイン並に高く、上にも書いた通りダンナさんはパスタが大好き。それも外食でのパスタにはあまり興味を示さず、もっぱら家で食べるパスタを好みます。私自身もイタリア料理を食べに行く目的以外では外食でパスタを食べなくなりました。 理由は「家でつくった方が美味しいから」。 より好みに合わせられることと、最近では「よりイタリアの味・嗜好に近い」を心がけているからかと思います。やっぱりパスタはイタリア生まれの食べ物。イタリアの人々の舌の嗜好や考えに近づけると確実に美味しくなります。 というわけで、今日は南イタリア・カラブリア州のお料理。靴のつま先辺りです。 カラブリアは唐辛子の栽培が盛んで、お料理にも多用するのが特徴だそう。イタリア料理では珍しい! ひよこ豆と豚肉は相性の良い組み合わせですが、ここに辛みを利かせた味ってどんなだろう??と興味を惹かれてつくってみました。         一口食べて、私は「へえ~」と感心。作り方を知らないダンナさんは「これもチョーおいしい!『チョー美味しいもの』だ」と大喜び。いずれにしても美味しいことに変わりはありません(笑) 私の感心の理由は隠し味。本来は「ンドゥイヤ」という豚肉の唐辛子漬けペースト(生サラミ)を使いますが、例によって家にあるものでアレンジ。唐辛子のスッキリした感じと豚の熟成感が狙いだと思ったので、豚の脂の部分を刻んで手持ちの唐辛子ペースト(ペルー料理用のです)を絡め、冷蔵庫で寝かせました。それを隠し味にちょっぴり(ダンナさんは私に比べて辛さに弱いので)。 豚とひよこ豆ってどちらもこっくり濃厚なので、基本的には秋冬向けな感じのソース。でもこの隠し味を使うことで、驚くほどさっぱり美味しく食べられる!後口がとてもすっきりして食が進むのです。びっくりだ!! パスタはいろんな種類が使われているようですが、今日は極太の穴あきパスタ「ブカティーニ」を使いました。これもいい!少し長めに加熱してしっかりソースを絡ませましたが、麺がしっかりしているので全く煮崩れ感が出ずとても美味しい。フェットゥチーネでも美味しいかなと思います。 ≪ひよこ豆と豚肉の、辛みの隠し味を利かせたカラブリア風ブカティーニ≫レシピ:2人分 1) 隠し味を仕込んでおく。豚肉の脂のついた部分を少し(15gぐらい??)刻んで唐辛子ペーストや唐辛子を使った調味料と絡め、タッパー等に入れて冷蔵庫でねかせておく。 2) ソースを作る。ひよこ豆は乾燥なら前日までに水で戻して茹でておく。脂のついた豚肉(部位はなんでも。今回はカレー用の角切り肉を使用)80~100gは包丁で粗く刻み、5~7mm程度のミンチ状にし、塩少々をまぶす。にんじん1/3本、玉ねぎ1/4個分はみじん切りにする。にんにく1かけは包丁の腹でたたいて香りを出す。 3) 深めのフライパンにオリーブオイル少々を敷いてにんにくを入れて弱火でじわじわ熱し、いい香りがしてきたら少し火を強めて玉ねぎ・にんじんを炒める。しんなりしたら豚肉を加え、色が変わるまで炒めてつぶしたホールトマト1/3缶を加えて少しぐつぐつさせて(缶くささを飛ばします)仕込んでおいた隠し味を加えて混ぜ、ひたひたより少なめに水を加えて蓋をし、材料が柔らかくなるまで10分ほど煮る。 4) 大鍋にたっぷりの湯をわかし、沸騰したら塩大さじ1弱を加えてブカティーニ(ロングパスタなら厚くて太いもの、ショートパスタでも厚くてしっかりしたものがオススメ)を茹で、途中で茹で汁おたま2杯程度を3)のソースに加えておく。 5) パスタが茹で上がったらざるにとり、ソースのフライパンに入れて3~5分程度、パスタにソースの味が染みるよう、混ぜながらしっかり加熱する。 6) 皿に盛り、おろしたペコリーノ(なければ手持ちのチーズで)をかけてできあがり! ★より本格的な仕上がりを求める方はこちらを使ってみてください。でもためしに買うには分量がわりとあるので、最初は上の作り方の「なんちゃって」で十分美味しいと思います。 大幅値下げ!45%OFF!!400gあたり4200円⇒⇒2320円【g確定】唐辛子入りの辛口パテンドゥイヤ約400g(5.8円/g) ★辛さはお好みで。現地ではけっこうピリピリ辛くするお店も多いようですよ うーん、今日はホントにどれも美味しかったな~。ダンナさんも「今日は『チョーおいしいもの』ばっかりだ!」とご機嫌です今日もごちそうさまでした!       ↑       ↑         ↑   お料理ブログランキングに参加しています。   「おいしそう!」と思っていただけましたら、ポチッと応援、お願いします!

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