世界のごはんとアリーナ＆スタジアムグルメ生活

コートジボワール戦の日の夕方、我々はこちらへ。

　　　　

JR横浜線中山駅徒歩5分程度の「トラットリア・ダ・テレーサ」さん。
今年の3月に初めてお邪魔してイタリアはリグーリア州のお料理をたっぷり堪能させてもらった、たいっへん！美味しい素敵なお店です。

季節も変わったし、そろそろまた行きたいなと思っていましたが、このお店は土日の予約がなかなか取れません。特に土曜日はいったい何か月前に予約すれば取れるんだろう？？と思うほどのハードルの高さ！目標の１か月ほど前から予約を試み、ダンナさんも私も都合の合う日でようやく取れたのがこの日でした。

テレーサさんが好きな理由のひとつは、それだけ人気店にもかかわらず、テーブル間の距離が広く、とても落ち着いて食事ができるところ。

私みたいな超食いしん坊が伺うと食事の時間はかなりかかるので、ゆっくりさせてもらえるのはとてもありがたい！ヽ(￣▽￣)ﾉ

という訳で、しばらく無言で各自メニューを超真剣にじっくり見てから相談。さらにそれをお店の方に相談し、お料理に合いそうなワインを選んでいただきました。

「アンジョリーノ・マウレ」の「イ　マシエリ（ボトル４，９００円）」。

　　　　　　

もう１本候補を持ってきてくださいましたが、「ビオ（自然派ワイン）がお好きなら」ということでこちらに。生産者の方についてもお話を聞かせてくださり、とても興味がわきました。

開栓したばかりの時は酸味が立ったフレッシュな飲み口ですが、時間が経つと梨みたいな香りが立ってきて色も茶褐色に近く濁ってくるのだそうです。それは楽しみヽ(￣▽￣)ﾉ

　　　　　　

という訳で、さっそく前菜その１の登場！

「アンティパスト　ヴェルドゥーラ（本来１，２９６円⇒半量で６４８円）」。

　　　

野菜の前菜５種類の盛合せ。

メインをシーフードにしたので前菜でお肉も食べたいな、でも野菜の前菜食べたいから前菜2種類にしよう！と思ったら、我々の選んだメインはどうやらとても量が多い模様。「食べきれるとは思いますが、デザートは難しいかも…」とお店の方。

じゃあメインを変えようかと迷っていると、「じゃあ前菜を半量にしましょうか。盛るだけなので大丈夫ですよ」と仰ってくださり、ありがたくお言葉に甘えさせていただきました。半量でこのボリューム、しかも単純に半額にしてくださるなんて！なんて太っ腹ヽ( ﾟ∀ﾟ)ﾉ

５種類のラインナップは、えのきだけのアーリオ・オーリオ風（アンチョビもきいて美味しかった！）、

　　　

定番・黄色と赤のパプリカのマリネに、火の入れ方が絶妙で食感がすごく良かったいんげんとベーコンのソテー、

　　　

オリーブオイルのフレッシュな香りにワインビネガーの酸味がきいたかぼちゃのマリネ、

　　　

茄子をブラックオリーブ・ケッパー、唐辛子、それにカカオ（！）で味付けした「酸っぱ甘辛い」とろけるように柔らかな一品。

　　　

どれも美味しい～ヾ(o´∀｀o)ノ

ダンナさんいわく「前菜だけで延々呑んでたい」贅沢な盛合せ。でもこれホントに半量だったのかなあ、２人で分けるのにすごくちょうどいい量だったような・・・。サービスしてもらってるような気が・・・。

前菜その２は「ズッパフォルテ（本来１，０８０円⇒半量で５４０円）」。

　　　

ナポリ名物のモツのピリ辛煮込み。フィレンツェでもこういうモツ食べたなあ～、これまた下茹でがすごく丁寧でふわっふわ！取り皿もあっためてくださり、最後まであったかいままいただけました。パンが欲しくなりましたが、後のことを考えてガマン。

プリモ・ピアットはパスタを選択。

本日のおすすめの手書きメニューから「自家製スモークメカジキ、チェリートマト、松の実、オレガノのカサレッチ　オレンジ風味（１，８９０円）」。

　　　

これでもか！これでもか！！と南イタリア要素をふんだんに盛り込んだ一品。肉厚でモチモチとしたカサレッチに、それぞれの材料から出た美味しいスープが適度に絡んでたいへん美味しい。夢中で食べきってしまいました。スモークの香りが全体をやさしく包みこんで、ホント美味しかったなあ～。

そしていよいよ問題のセコンド。

どーん！

　　　

周りのものもの（取り皿とかカトラリーとか）と比べて、このお皿の巨大さが伝わるでしょうか。４０ｃｍくらいあったんじゃないかなあ、横長のお皿に山盛りの本日のメインは「チュッピン（２，９１６円）」。魚介のスープ仕立てです。

　　　

鯛みたいな白身の魚、天使の海老みたいな殻の柔らかなエビ、ムール貝、大粒のアサリ、イイダコ等がどっさり！そしてそれらの旨みが溶けだしたスープには、やはりパンを追加しない訳には参りません。

「パネ　ミスト（２１０円）」。

　　　

全粒粉のパンとローズマリーのフォカッチャ、グリッシーニ。特に全粒粉のパンがこのスープにぴったりで、ついついついついいっぱい食べてしまいます・・・。その頃にはワインもすっかり濁って、ふくよかな味わいに変貌。

そして、前回はそこまでに食べすぎて行きつけなかった（笑）ドルチェ。

　　　　　　

手前が私の選んだ「カッサータ（６４８円）」。ナッツ、チェリー、チョコレートをリコッタチーズと混ぜて冷やし固めたシチリアのお菓子。

奥はダンナさんの「カンノーリ（６４８円）」、これもシチリアのお菓子で、筒状のサクサクしたパイ生地みたいな生地に、やはりリコッタチーズとカカオのクリームが入った一品。

予約時に「翌日が結婚記念日」と伝えてあったので、プレートに「結婚記念日おめでとう」と書いてくださってました。やったーヾ(o´∀｀o)ノ

――で、その写真の後に、お店の方が箱を持って登場。「これもぜひ一緒にお写真におさめてください」と言われ、開けてみると・・・

　　　

ななんとダンナさんがサプライズを仕込んでくれてましたΣ(￣口￣*)

「ぱんださん、お誕生日おめでとう。結婚１３年目もおめでとう！」とのカード付のケーキ型のお花。うわーかわええーヽ(　　´　　∇　　｀　　)ノ

聞けば何度もお店に電話して、いつのタイミングで出すか、お祝いの歌（お隣のテーブルの方もお誕生日でそれが実施されてましたが、お店の方がほぼ全員でイタリア語で歌ってた）をどうするか等（「恥ずかしがると思うのでなしで」と言ってくれたそう。さすがダンナさん、正解！）いろいろ相談してくれていたみたいです。ありがとうねー(*￣┏Д┓￣*)ﾉ

という訳で、びっくりしつつ、そして超おなかいっぱいになりつつドルチェとエスプレッソを頂き、ぷんぷくりんに膨れたおなかをさすりながら（前回もそうだった）お店を後にしたのでした。いやー今回も美味しかったな～、やっぱり「テレーサ」さんだいすきヾ(o´∀｀o)ノ

気づけばお店にいた時間は３時間以上（１７：３０⇒２０：５０ぐらい）。
しかもあんなにサービスがいいのに、テレーサさんは「サービス料」がないのです。素晴らしすぎるよ・・・。

また折々、季節ごとにお伺いしたいなあ～。お客さんも静かで落ち着いた方ばかりで、本当にリラックスして過ごせるお店。今回もたいへん美味しかったです、ごちそうさまでした！

トラットリア ダ・テレーサ （イタリアン / 中山駅）

――でもね。

お誕生日までまだ２週間弱あるし、結婚は

　　　　　　×「１３年目」
　　　○「１４年目（まる１３年経過）」

だよダンナさん！o(ﾟﾛﾟo)

という訳で、ところどころ訂正が入りましたがどうにか結婚１４年目に入りました。
これからもお互い身体にはよくよく気を付けて、仲良く健康に暮らしていければと思っております