カテゴリ:駅そば・立ち蕎麦(その他地域JR)
2017年11月29日、秋田県のとある人気職員が県庁を"退職"しました。
その名は「スギッチ」。見た目&名前の通り、杉の木の姿をした森の妖精です。 2007年「わか杉国体」プロモーションマスコットとして生まれ、その後秋田県公式マスコット兼県職員として長く執務にあたってきました。デザイナーさんが「スギッチを引退させてやりたい」とのご意向をお持ちだそうで、職員として10年の節目を迎えるこの日に退職、森に還ることに。昨日、スギッチ主任退職&マスコット引退セレモニーが開催されました。 うわあああんまだ会ったことなかったのに(இдஇ; )(இдஇ; )(இдஇ; ) だってスギッチあまり首都圏には来なかったんです(´;ω;`)ウッ…県職員だからか! オブジェとしてのつるつるスギッチやぬいぐるみスギッチには秋田空港はじめ各地でちょいちょい遭遇していましたが、本人にはとうとう最後まで会ったことなかった(誕生当時は県庁職員の高校の同窓生がごにょごにょ的生々しい状態でもありましたし)、残念すぎる・・・ いつの間にかかわいくなってたなあスギッチ。誕生当初はもっと朴訥とした感じだったけど、動きも愛くるしくなって、モフらしくなっていたのね。 ――という記念写真でそっと隣にいるなまはげロボット。 とても仲がよさそうなこの子は2015年に突如誕生した「秋田県PRキャラクター」の「んだッチ」。後発キャラだけあっていかにもなかわいいルックスに機敏な動き、これスギッチ引退の布石なんじゃ…と思ってましたが結果的にそうなってしまいました。でもんだッチかわいい、思ってたよりかわいい。知事によるとんだッチは県職員の採用試験に受かっているそうなので、来年の4月1日に何らかの辞令が出るかもしれないらしい。 そんな「んだッチ」に初めて会ったのが9月でした。何も知らずに行ったらこんなイベントやってた、街に元気なお年寄りがいっぱいでした。 そして秋田には1月にも行ったばかりでしたが、半年ちょっとぶりに行ったら秋田駅に駅そばできてたΣ( ̄口 ̄*)というのが今日の本題です。ありがとうスギッチ(´;ω;`)ウッ… 秋田駅。外観がこの形になってからもうだいぶ長いですが 2階の中央改札へ行くたび「立派になったなあ」と思ってしまいます。私が中高6年通った20年以上前は中央改札は1階でした。テレビが3台ある広~い待合室の端っこにドムドムがあったなあ。 そんな現在のとても立派な2階中央改札の向かい側には待合室、おみやげ売り場や観光案内所ができ、その並びに誕生したのが3月に開店したばかりの駅そば店。 「しらかみ庵」さんです。ピカピカだ! できたと知ったのは開店から少し経った今年のGW頃で「なにぃ!?」と思い行く機会を模索していました。だって秋田駅に駅そば屋さんが復活したのってかなり久々なんですよ。昔はホームに駅そば店がありましたが、在来線から姿を消し、そして新幹線ホームからも姿を消して幾年月。こんな形でできるとは思ってもみませんでした。 店頭には手書きメニューがあります。メニュー数はそれほど多くはないですが、稲庭うどんを扱っていたり、秋田っぽい食材も使っていたりとなかなか良い感じ。 入口は正面と隣のおみやげ売り場の両方につながり、入ったところに両替機と券売機が1台ずつで、Suicaも使えます。 ――というところでわたくしは人知れずとても大きなショックを受けておりました。手書きメニューにはあったとある食材に「売切」表示がなされ、さらに いま9月13日ですけどщ(゚ロ゚щ) ・・・そう。私は「白神ねぎ」が食べたかったんです(´;ω;`) 秋田にいた頃「白神ねぎ」って聞いたことなかったですが秋田のねぎは美味しい。それをフューチャーするなんてなかなかいいじゃん「しらかみ庵」さん!って思ってたらこの仕打ち、もう9月半ばだよ(இдஇ; )(இдஇ; )(இдஇ; ) ねぎそばがある前提で入店してしまったのでじゃあ何を食べようかかなり迷いましたが、肉そばが豚肉っぽい写真だったのでこちらにしました。 すごくきれいな店内。これ観光客の方に受けますねえ。全席座れるし。 提供は注文後2分ほど。「肉そば(500円)」、おいしそう!照明が明るく、丼や塗りのスプーンもかわいいのでとても美味しそうに見えます。 麺もなかなかいい。生麺に近い感じの味と香りで、少しだけぬめっとした感じがあります。 「肉そば」の肉が牛・豚いずれかは「芋煮の肉がどちらか」にも通ずるテーマ。秋田は豚肉です。山形は牛なんですよね。 そして、この豚肉を食べた際に「!!!」と思いました。この甘じょっぱい味付け、すんごく秋田っぽい。だとすると 当然ながらつゆもまたすごく秋田っぽい。 「白神ねぎがない(´Д⊂グスン」でだだ下がっていた私のテンションが一気に再上昇 このつゆ&肉の味、すんごく秋田☆+:;;;;;:+☆ヾ(*´∀`*)ノ☆+:;;;;;:+☆ ひょっとしたら県内でも「えーこれがー!?」と思う方もおられるかも知れません。でも旧南秋田郡(現潟上市)で育った私にはすごく懐かしい味でした。秋田というと想像されるきりたんぽ鍋とは違う、家庭で作られる肉じゃがはじめ各種煮物や家庭で食べるおそばのつゆはだいたいこんな味。友達のおうちに遊びに行くと作ってくれるおかずもこういう味付けだった、そういう感じの懐かしさなのです。 そしてこのつゆは昔食べた駅そばの味にも近い気がします、なにぶん30年以上前の記憶なのでだいぶ朧げですが、少なくとも現在の土崎駅の駅そばよりも、秋田駅「しらかみ庵」さんの方が、昔の伯養軒の味に近いです。 ちなみに「しらかみ庵」さんは「JR東日本東北総合サービス(株)」と地元の老舗駅弁業者「関根屋」さんの提携。これは関根屋さんの味なんですね。 ――というわけで。せっかく行けた!と思ったら「白神ねぎ」という季節限定の壁が立ちはだかった秋田駅。また「ある季節」を狙って行くしかないな…。ごちそうさまでした! ・実食日:2017年9月13日(水)11時過ぎ ・立地:JR秋田駅改札外(2階中央改札向かい) ・席タイプ:全席椅子席(2人がけテーブルと1人がけカウンター席、計21席) ・清潔感、広さ:★★★★☆4.5(新しくとても綺麗。ちょっと明るすぎる気もする) ・お店の方の雰囲気:★★★☆☆3.0(ごく普通です。3~4人でのオペレーション。「秋田らしさ」は特に狙っていないみたい) ・メニューの魅力:★★★★☆4.0(ご当地系を入れ込んでいるのはとても良いです。でも季節限定が「入らないとわからない」のは困る!!) ・女性でも入りやすい度:★★★★★5.0(座れるし綺麗なので女性好み。旅行者と中高年層~女性を狙ったマーケティングでは) ・リピートしたい度:★★★★☆4.0(秋田に帰ったら行ける限り行きたいと思う味とメニュー。いいお店だと思います) 駅そば しらかみ庵 (そば(蕎麦) / 秋田駅) この味を「懐かしい」と思うのが秋田のどれぐらいの方なのかは難しいところです。おそらく秋田市出身のダンナさんはそこまで感じないからで、単にそれぞれの実家で使っていた調味料の違いか、微妙なエリア差なのかは不明。でも私にとっては「懐かしい」アンテナがいきなり立つほどの懐かしさだったんですよね。 冒頭登場した現知事は長くスポーツに好意的でなく、ブラウブリッツ秋田はスタジアム問題で昇格できず、改修&新設候補地すら未定。Bリーグ秋田も地元人気抜群で経済効果も出ているのでは?と思うものの、アリーナ建設にはどうも前向きではない様子です。東北はどこもみんな厳しい。昨日発表されたBリーグ各クラブの決算からも、東北はみな低予算の中でなんとか頑張っている様子が伝わってきました。 経済規模で不利な地方クラブは行政との連携や相互協力が必須。他分野とのバランスもとりつつ、スポーツに好意的かつ推進力のある方が県政に関わってくれるといいなと、遠く県外から願っております(´-ω-人) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.11.30 11:02:24
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