暑い時期は夏野菜でトルコ料理!「ほうれん草と米のトルコ風リゾット」、「茹で麦と茄子のトルコ風サラダ」、「トルコ風ラムチョップ」「トルコ風オムレツ」など
ずいぶん久々ですがレシピ記事をたまには。ちょっと前にまとめて作ったトルコ料理です。こちらはブランチ。 こちらは夜ごはん。 急に暑くなったので無性に暑い国のお料理が食べたくなり、家にある材料で作れるジャンル…と考えての久々トルコ料理、すんごい美味しかった╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ ! まずはブランチから。◆ラフマージュン(生野菜とヨーグルトをのせて食べるトルコ風薄焼きピッツァ) とても久々に作った気がしますが、おそらく私史上いちばん美味しくできた気が! 美味しくできた条件として思い当たるのは・生地の分量をかなり少なくした(小麦粉80gで作りました)⇒必然的に薄焼きに・具の材料は牛と羊のひき肉、ピーマン、青じそ、玉ねぎ、トマトの缶詰、塩コショウ、クミン、チリペッパー⇒羊肉の香りと青じそがすごく良かった!青じそ正解だと思います!の2点かなあ…。最初は麺棒を使い、あとは指で極限まで薄くのばし、具をざっくりのせながらのばすととても薄くて大きく焼き上がり、美味しくできます。トッピングはレタスと玉ねぎ(スライスして水にさらし、キッチンペーパーで水気をふく)基本の作り方は過去エントリのコチラですが、いい感じにアレンジしてみてください。繰り返しますがすんごい美味しかったよo(゚ロ゚o)!!!◆バトゥルジャン・サラタス(トルコ風茄子の冷製ペースト) これももう何度となく作っている茄子のサラダ。ギリシャ料理だと「メリジャノ・サラタス」、トルコ料理だとこの名前になり、焼いて皮をむいて食べやすく切ってつぶした茄子、おろしにんにく、塩、レモン汁、オリーブオイルが基本の材料。水切りヨーグルトを入れたりごまのペーストを入れたりするバージョンもポピュラーで、今回はちょっとこってりさせたくて練りごまを入れました。基本レシピは過去エントリのこちらをご覧ください。今回は茄子1本半で作りました。◆ブゥーダイ・サラタス(茹で麦と茄子のサラダ) 初めて作りました。たまたま冷蔵庫にだいぶ前にどこかのスタジアムでいただいた「そのまま食べられるゆで麦」的なものを発見したためで、だいぶ適当に作りましたがダンナさんには大好評大まかな作り方は、1)はと麦や押し麦など、茹でて食べるタイプの麦はたっぷりのお湯でゆでる(40g程度)。あらかじめ加熱してあるゆで麦の場合もさっと湯通ししてパックの匂いをとる。2)茄子1本は1cm角強ぐらいに切り、塩を振って軽くもみ、水にさらしてアクを抜く。アクが少ない種類の茄子ならさっと塩もみして洗う程度でいいと思います。3)フライパンにオリーブオイル少々を熱して水切りした茄子を炒め、ボウルに1)の麦、炒めた茄子と塩、コショウ、イタリアンパセリ(なかったので割愛)、ディル、すりにんにく、レモン汁、オリーブオイル各少々をよく混ぜ、冷蔵庫で冷やしてできあがり!★1時間以上冷やして味をなじませるとおいしくできます。水茄子や長茄子など、アクの少ないもので作った方が美味しいかも。◆ウスパナック・イエメーイ(ほうれん草とひき肉のトルコ風リゾット) これも新作ですがかなりオススメです。美味しいです!しかも簡単!!これまたざっくりとした作り方で恐縮ですが、1人分(2人で軽めにシェア)で1)ほうれん草2~3束は洗って電子レンジで柔らかくし、1cm長さ程度に刻む。玉ねぎ1/4個はみじん切りに。2)フライパンにオリーブオイル少々を熱してあらかじめ塩こしょうをなじませた牛ひき肉50gを炒め、軽く色が変わったら玉ねぎも加えて炒める。3)肉と玉ねぎに火が通ったら、ほうれん草と米1/4~1/3合程度を加えてよく混ぜ、ホールトマト1/4缶、パプリカ、水1/2カップを加えて蓋をして弱火で15~20分程度、米が柔らかくなるまで煮る。途中水が足りなくなったら随時足していく。4)ヨーグルトソース(水切りしたプレーンヨーグルトに塩、すりにんにくを加えたもの)を添えてできあがり! ★これがほんとにそんなに美味しいの??という気がする材料ですが、だまされたと思って作ってみてください。すごく美味しいです。レモン汁をかけてもいい。ペースト類をいくつか作って盛り合わせると、ぐっと向こうっぽい気分が出ますね~。 さてさて続いてはディナーの方。もともとは「ラムチョップ食べたい、それもトルコとかギリシャ風にこんがり焼いたやつ( ̄∇ ̄+)」という着想で仕込みを始めたこの日のごはん。昼にそんなに食べれなかった…という理由で夜もトルコ料理と相成ったのでした。◆トルコ風ラムチョップ 我が家にはたいてい「羊肉の買い置き」があります。それも塊のやつ(ラムラック)。その方がラムチョップの状態で買って来るよりずっと美味しいためで、これまではだいたい下味をつけて塊をオーブンで焼いて切り分けて食べていました。――が、今回は敢えてあらかじめ薄切りのラムチョップ状に切り分け、下味をつけてフライパンでこ~んがり香ばしく焼きました。ウマイ!ビールにさいっこう~に合いそうです(と言いながら我々はワインを飲んでました)。とにかく香ばしく、お肉に味がよーくしみています。この作り方、初めて試しましたがいいですね。玉ねぎがお肉を柔らかくしてくれるようです。 トルコでもギリシャでもこんな感じの定食風に食べられる大衆食堂的なお店(ロカンタ)がたくさんあります。今回はトルコ風にのっとったので付け合わせもそれっぽく。お決まりは・焼きトマト(ヘタを取ったトマトを4枚にスライスし、両面を焼く)・焼きししとう(または唐辛子)・フライドポテト(皮をむいた細切りタイプ。今回はキタアカリ1個を低温⇒高温で二度揚げしました)・トルコ風ピラフあたりのようなのでフルで揃えました。ラムチョップの作り方は、2人分(4本)として1)オリーブオイル、塩、玉ねぎのみじん切り(1/4個分ぐらい)を混ぜ、ラムチョップ4本によくまぶし、冷蔵庫で半日程度なじませる。2)焼く前に1)のラムチョップにこしょう、クミン、コリアンダー、パプリカ、オレガノをさらにまぶしつけ、フライパンで最初に側面(皮目の部分)をしっかり焼き、それから両面をこんがり焼く。焼きあがった後蓋をして15分程度休ませる(肉汁を落ち着かせるため)。★厚切りや皮目のあるお肉を焼く際、私は必ず「最初に皮目(側面)をこんがり焼く」ことにしています。これをするとしないで仕上がりの美味しさ、香ばしさは別物!特にフライパンだけで調理する場合はしっかり焼き付けてください。ぐんと美味しくなります。◆トルコ風米粒型パスタ・レンズ豆入りピラフ トルコ料理にはいろんなピラフがあり、本来は「パスタ入り」と「レンズ豆入り」は別々に作られると思われますが、食べたかったので両方入れました。美味しかったです。作り方は1)レンズ豆1/3合ぐらいは洗って水に浸しておく。玉ねぎ1/4個はみじん切りに。米1/2合はさっと洗って水切りしておく。2)少し深みのあるフライパンにオリーブオイル少々を熱し、玉ねぎを炒める。色が変わったら米と水を切ったレンズ豆と塩ひとつまみを加え、全体に油が回る程度に炒め、ぬるま湯1カップを加えて最初煮立たせ、沸騰したら弱火にして蓋をし、米が柔らかくなるまで15分程度煮る。途中水が足りなければ調整してください。3)仕上げにバター少々を全体に混ぜて蒸らしたらできあがり!★現地の作り方ではバターで材料を炒めることになっていますが、あっさりさせたかったのでバターは仕上げにごく少量のみ使いました。これでもすごくいい香りになります。◆メネメン(トルコ風ひき肉・野菜入りオムレツ) レシピはどうやらこれまで載せていなかったようですが、実は何度も作っているトルコ風オムレツ。ポイントは・牛ひき肉または羊のひき肉を使う・ピーマンまたはししとうまたは青唐辛子を入れる・角切りトマトを入れる・やや辛みをきかせるのもよし(チリパウダーなど)これさえ守ればそれっぽくなります╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ ! クミンを入れてもいいです。今回の作り方は1)トマト1個は角切り、ししとう3~4本はヘタを取って輪切りに。2)フライパンを熱し、あらかじめ塩ひとつまみをなじませた牛・羊ひき肉計40~50g程度を炒める(脂が多い部位を使ったので油を敷いていません)。脂が出てきたらししとうを加え、全体に熱が通ったらトマトを加えてざっと混ぜ、余計な水分を飛ばす。3)塩・チリパウダー各少々を加えた溶き卵1個分を流しいれ、ざっと混ぜ合わせて火を止め、蓋をして柔らかく固まるまで蒸らしてできあがり。★かなり半熟っぽく柔らかめに作ってパンと合わせて食べる感じのものです。チーズ(できればフェタ)を入れても美味しいです。いやー暑い季節に暑い国のお料理は美味しい。身体が喜ぶ感じがします。暑くなると冷たいものに手が伸びがちですが、私はおなかがあまり強くないので冷たいものは控え(ビールは別)、温かいものやホットな(辛い)ものを食べて汗をかいてしっかり水分補給をする派です。この時期、水分だけでなく塩分も不足しがちなので、身体と相談して十分な塩分も摂取しましょうねー(○´∀`)ノ