調子を落として中継ぎに回っていた能見が久々に先発で登板。
中継ぎを経験したことで、緊張感を保ったピッチングが出来るようになったんかな。

今日の能見は６回までノーヒットピッチング。
７回の亀井の大ファール、９回の狩野の悪送球と２度ヒヤヒヤする場面があったものの、崩れることなく、結局９回を２安打無失点と完璧な内容。
今日のピッチングを見てたら４勝７敗という成績が不思議で仕方ない。

一方、打線は内海からチャンスを作るが、あと一本が出ない病で能見を援護できず、こちらも９回終わって無得点で延長戦に突入。
ことごとく新井にチャンスが回って来ては凡退に終わってしまう。
７月の得点圏打率．１２５やもんなあ。

１０回表、先頭の平野があと少しでスタンドインとなる２塁打で出塁し、関本の内野ゴロの間に３塁へ。
桧山が三振で２死３塁となって、バッターは金本。
昨日ブラゼルの打球をふくらはぎに当て、今日は初回右手に死球を受けて満身創痍の状態。
その金本が四番の意地を見せ、右中間へタイムリーを放ち、試合を決めた。
痛いの痒いのと一切言わず結果を出すところは流石。

この試合、能見の好投に報いる事ができてよかった。
というより、負けていたらどうなっていた事かとぞっとした。
そういう意味ではこの１勝は大きな勝ち星だったと思う。

BBH2008 白黒カード 能見　篤史(阪神)

BBH3 追加 SP金本 知憲(阪神)