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テーマ:身辺雑記(4862)
カテゴリ:独露研修記
いっぽん海ヘビトンボ漂読記 椎名誠『いっぽん海ヘビトンボ漂流記』(本の雑誌社、2003年)を読む。 帰宅途中の電車内で同書57頁に目頭が熱くなる。 送られてきた本で、たちまち読んでしまったのは、『独露研修記』(原田誉一/文芸社)であった。 ドイツとロシアを大阪の学校の先生たちが環境問題をテーマに旅する話で、自費出版のようでもあるから、まあプロの旅行記とはちょっと違うが、逆に言えば、営業出版のあざとさがなく、この旅話の数々を実に「ああそうなんだろうなあ」と素直に頷きながら読むことができるのである。 この本で著は自分のことを「われわれ」と表記している。 複数の研修団の旅であるから「われわれ」は実に自然である。 そういえばわが著書に『わしらは怪しい探検隊』というのがあった。 もう二十数年前に書いた本で、そのころは「わしら」という言い方がなんだかすごく気に入っていた。 「わしら」の「ら」が重要なのであって「わし」ではだめなのだ。 「わし」ではモロに正真正銘のおとっつぁんになってしまう。 『本の雑誌』で椎名さんが『独露研修記』を紹介してくれた文が、今度は椎名さんの本に出ていたのである。 『いっぽん海ヘビトンボ漂流記』を知ったのはつい最近のことだ。 「おすすめ新着」にあるぶっく1026さんの記事(2005.8.24)に、椎名誠著『読書歯車のねじまき仕事』(本の雑誌社、2005年)が紹介されてあった。 読書歯車のねじまき仕事 本書も「本の雑誌」に毎号連載している読書エッセイをまとめたもの。(2003年5月号~2005年5月号)ほとんど現時点の話ということになる。内容はほとんど読んでいるはずなのだが、また買ってしまう。 そうか、『本の雑誌』に椎名さんが書いたエッセイは本になるのであった。 2001年12月号、『独露研修記』が紹介された号も本になっているのでは。 調べてみると『いっぽん海ヘビトンボ漂流記』がどうもそうらしい。 さっそく図書館に行き問い合せた。 そうして届いた『いっぽん海ヘビトンボ漂流記』をこの日ていねいに読んだのである。 それにしても2003年4月出版の同書の存在に今まで気づかなかったとは迂闊であった。 ぶっく1026さんのおかげである。 ありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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