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こんばんは、ミワです。
先週末は、京都・大原のハーブ研究家(?という肩書なのでしょうか。いまいちしっくりきませんが) ベニシア・スタンリー・スミスさんのワークショップが行われました。 ベニシアさんは、「ベニシアのハーブ便り」という、女子に生まれたならうっとりせずにはいられない、とっても素敵な本を出されているうえ、NHK・BSで人気番組を持っているので、ご存知の方も多いかとは思うのですが、知らないという方の為に軽くご紹介を。 イギリスの貴族の家で生まれたベニシアさんは、波乱万丈の幼少期を過ごします。 社交界デビューへの圧力の中、夢だった歌手デビューの夢破れ、イギリスを出てインドに向かいます。 そこで瞑想を続けたベニシアさんは、ある時日本に行こうと思い立ちます・・・。 ここまで聞いてもとっても興味が湧きませんか? ここからもとても素敵なエピソードに彩られた、濃くて深い半生を送ってこられた方なのですが、今は京都・大原の古民家で、お庭のハーブを活用したり、近隣の、ナチュラルな暮らしを実践されてる方がたと交流されながら暮らしていらっしゃいます。 養生園では、単にハーブの活用を学ぶというだけではなく、「身の回りにある生き物と寄り添いながら暮らすこと」そんなことが学べたらという目的で、ワークショップの準備を進めてまいりました。 ベニシアさんは魅力的です。 ハーブや、古民家暮らしや、イギリス貴族の出身や、そういったキーワードを全部取っ払ったとしても、圧倒的な魅力を放っていました。 それはいわゆるカリスマ性とは違って、逆にどこまでもどこまでも普通なんです。 言い換えれば、「壁がない」感じ。 もちろん彼女にも日常があり、出来事があり、人と同じように悩みやいろんな感情があり。それに一つ一つ丁寧に向き合っているからこそなのか、醸し出される雰囲気はとっても温かくて、こちらも自然でいられるのです。 これは普通のことでいて、なかなか特別なことではないでしょうか。 なんだか仕事そっちのけで、その魅力にぼーっとなり、何を見習えばよいのだろうかと、知らないうちにずいぶん考え込んでしまっていました。 でも逆にいえば、誰もがとり入れられる類の魅力であることも確かなので、ぜひぜひ皆さんにベニシアさんという方のことを知っていただきたいのです。 ワークショップは、一日目に「living your dream~あなたの夢を追いかけて」というタイトルで行われたベニシアさんの講演。 二日目には森の中をお散歩した後に、ハーブガーデンを散策して、ハーブティ用のハーブを摘んだり、 午後には、今ラベンダーの季節なので、ラベンダーとオートミールの石鹸作りを。 夜には私が担当して、アロマオイルを用いた簡単なトリートメントを二人一組で行いました。 三日目はヨガの後に、ベニシアさんから瞑想についてのお話しをしていただき、午後はQ&Aとシェアリングです。 雨上がりの養生園は森もハーブも緑輝いていて、しっとりとした気持ちの良い空気の中、楽しく楽しくプログラムは進みました。 ティータイム、摘んできたセージ・ローズマリー・タイムを見て、「スカボロフェアだね」とベニシアさん。ふとサイモン&ガーファンクルのスカボロフェアを口づさみました。すると、みんなつられて大合唱。 午後の日差し差し込むカフェの窓から美しいみんなの歌声が、風に乗ってガーデンに流れて行きました。 おうちがあって、愛する人がいて、小さな植物があって、そうしたら幸せはもうここにあるね。 そんな気持ちになった瞬間でした。 「人生に困難が尽きることはない」そう話してくださったベニシアさんですが、「心を平和にすること、それがあれば何でも大丈夫」そうとも話してくださいました。 大切なことをたくさん教えられた、温かでちょっぴり気持ちがピン!となる、素晴らしいワークショップでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/07/15 12:02:13 AM
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