格下げの始まりは、大幅下落のはじまりか???
格下げの始まりは、大幅下落のはじまりか???米住宅ローン保証会社4社を格下げ、住宅不況が予想より深刻=S&P2008年 04月 9日 12:32 JST [ニューヨーク 8日 ロイター] スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、MGICインベストメント(MTG.N: 株価, 企業情報, レポート)の子会社など、米住宅ローン保証会社4社の格付けを引き下げた。住宅市場の悪化が予想より深刻なためとしている。 S&Pは、大半で保証事業の黒字転換は2010年まで見込めず、資本に圧力がかかる、と指摘。今回の格下げで、米連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)(FNM.N: 株価, 企業情報, レポート)や米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)(FRE.N: 株価, 企業情報, レポート)との取引が難しくなるかもしれないとの見方を示した。 クレジットアナリストのジェームズ・ブレンダー氏は、格下げの理由について「07年第4・四半期の業績が予想より弱かったことや保険金請求に影響する変数が引き続き悪化していること」を指摘した。 S&Pは、住宅価格が06年のピークから20%下落する、との見通しを示した。昨年11月時点では11%の下落を予想していた。また、失業率は2009年に5.8%に上昇する見通し、としている。 S&Pは、住宅と雇用市場の悪化により、住宅ローン保証会社の2008年と2009年の営業損益は予想より悪化するとしている。 MGICインベストメントのカウンターパーティ格付けを「Aマイナス」から「BBB」に、傘下の保証子会社のカウンターパーティ格付けおよび財務格付けを「AAマイナス」から「A」に引き下げた。 S&Pは、オールド・リパブリック・インターナショナル(ORI.N: 株価, 企業情報, レポート)のカウンターパーティ格付けを「Aプラス」から「A」に引き下げ、同社の複数の主要子会社についてカウンターパーティ格付けおよび財務格付けをこれまでの「AA」から「AAマイナス」に引き下げた。 PMIグループ(PMI.N: 株価, 企業情報, レポート)のカウンターパーティ格付けを「A」から「BBBプラス」に、欧米の住宅ローン保証子会社のカウンターパーティ格付けと財務格付けを「AA」から「Aプラス」に引き下げた。 S&Pは、これらの格付け見通しは「ネガティブ」で据え置いた。 また、レイディアン・グループ(RDN.N: 株価, 企業情報, レポート)のカウンターパーティ格付けを「Aマイナス」から「BBB」に、住宅ローン保証子会社のカウンターパーティ格付けと財務格付けを「AAマイナス」から「A」に引き下げた。引き続き「クレジットウォッチ・ネガティブ」とした。? Reuters 2008 All rights reserved. 格付け会社の格付けの引き下げがとうとう始まった。かなり前から、噂されていたことですが、やはり来たかというかんじです。日本の株式市場を直撃したニュースでした。FRBが担保にしているMBSの評価額はどうなるのだろう?あまりに不透明だと、米国国債の格下げにつながる雰囲気です。皆さんは、どう思いますか?