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目が覚めたら雨が降っていた。
冷たい雨になっていた。
昨日までの秋晴れが嘘のよう。
いちばんに今日まだイベントの後かたづけが残っている、
関係者のことが気に掛かった。
イベントでは、木製遊具を幼稚園にプレゼントする企画があった。
木製遊具とは県産すぎ（杉）を使って作った、
こどもが中に入ったり登ったりできる、
大きな大きなＳＬ型遊具。
触り心地も見た目も優しい感じ。
今回で５度目。今年は１６の幼稚園から応募があったそうで、
イベントの中で公開抽選があった。
各幼稚園の代表者の方が応募動機や熱い思いをスピーチされた後、抽選。
中には園児が会場に一緒に来ている幼稚園もあり、
熱い視線が注がれる。
歓声の中、市内の国府幼稚園に決定。
この園長先生はクジ運のいい方で、
特別賞の「県産すぎで作られた積み木」のプレゼントにも当たった。
（ちなみにその積み木は、園長先生の好意により再抽選され、
別の幼稚園へプレゼントされた。）
実を言うならこの園長先生、異動前の幼稚園で数年前にも同じ企画に応募し、
めでたく当選し同じ遊具をその園に持ち帰ったそうだ。
そんなラッキーもあるものなんだね。
悲喜こもごもだったけど、
こどもを思う先生方や父兄の熱意を感じた、
なかなかいい企画だった。
この遊具、イベント会場でちびっこ達に大人気だった。
めちゃめちゃ大きくて簡単に手に入るものじゃないのだけど、
できるなら多くの幼稚園・保育園の園庭に置かれればいいのになと思った。
温もりのある遊具っていいよね。
こどものこころにも、きっと届くものがあると思うんだな～。
私のお店はまずまずの繁盛で、
ひとまずほっとしたのでした。
日曜日はいいお天気で人出も多く、
１００食の焼きそばは午後３時には完売。
次々と売り尽くし、無事フィナーレを迎えた。
身体はしんどかったけど、楽しく充実した時をすごした２日間だった。
スタッフから、来年はああしよう・・・こうしよう・・・との声。
正直、私はまだ残務整理に追われそこまで考えられないのだけれど、
そう言ってもらえたのは、スタッフも楽しんでもらえたんだなぁ～と嬉しかった。
ありがたかった。
今日もツケ分の請求書を書いたし、まだ少し後かたづけが残っている。
けど少しずつ、現実の生活に戻りつつもある。
寂しいようなほっとしたような気持ち。
秋の雨が、そんな気持ちを程良くミックスさせていた一日だった。
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