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カテゴリ:つぶやき
先週ガードレールと喧嘩して傷をこしらえた愛車が、 修理のためにディーラーへ引き取られて行った。 その代わりにやって来たのは、 とても小さくて可愛い車(旧型マーチ)だった。 普段、車高が高い車に乗っているので、 この車に乗り込んだ瞬間は地面を這っているような感覚だった。 「ひっくぅ~」と言うのが私の第一声。 私の伸び伸びした(そしてボテボテした)手足を、 まるで手品のように折ってシートに収める。 逆に、車から降りるといきなり背が高くなって、 びよよ~んと手足が伸びる。 我ながら客観的にその風景を想像すると可笑しくてしかたない。 本当に手品のようなんだもの。 その可愛いマーチは、40キロもスピードを出せば精一杯。 おかげでいつもと違って、今日はのんびりおっとり走っていました。 それに、車高がとても低いので、 いつもの視線よりも随分低い目線で周囲を見なければならない。 最初は慣れなかったけど段々それも面白くなって、 目線が変わるだけでこんなにも新鮮だと思いませんでした。。 最初は不便だなぁと思っていたのですが、 乗る時間が長くなるにつれ妙に愛情が沸く車だと思い始めました。 このポンコツ具合がとってもいい雰囲気なんです。 愛おしさすら感じ、とても気に入ってしまいました。 私の人生もきっとこんな感じなんだなぁ。 決して乗り心地はよくないしゆっくりしたスピードしか出せないけど、 その分周囲の風景を楽しんでいる。 私の心を温かくしてくれる人がいてくれて、 愛するものがある。 その車は私に考える時間をくれました。 自分に合ったスピードで、人生を楽しみたい。 しみじみそう考えた一日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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