テーマ:中国&台湾(3303)
カテゴリ:日本語教師の仕事
日本語学部の学生は大半が女性で、
男子学生は1クラス(30人ぐらい)の中で4、5人にすぎない。 だから(例外はあるにしろ)授業中、教室の後ろに座って、発言もしない者が大半だ。 今年の1年生たちも、授業中、元気が良いのは女の学生ばかりで、 男は授業中、静かに黙っているというパターンになっている。 それが、今週の授業では、なんと男子学生たちが次々に手を挙げ、堂々と日本語を話した! 実は、今週は日本の歌『上を向いて歩こう』を教えて、一緒に歌ったのだが、 最後に学生たちを教壇に上げて、全員が一緒に合唱をした。 恥ずかしそうにしている学生たちの手を引っ張ったり、 背中を押したりして、みんなで一緒に大きな声で歌った。 日本語学部でありながら、日本語を話すことが恥ずかしいという学生は少なくない。 それ以上に、人前で話すことが苦手という内向的な学生も多い。 だが、人前で日本語の歌を大きな声で歌うことを思えば、 日本語を話すことなんて簡単なことだ。 学生たちが自分でそう思ったかどうかはわからないが、 そして、歌を歌い終わって席に戻った学生たちは、 会話の練習にも積極的に手を挙げて、参加するようになった。 中でも大きく変わったのは男子学生たちで、 どんどん手を挙げる姿を見て、思わず、心の中でガッツポーズをしてしまった。 この姿勢がある限り、会話は上手になるだろうし、 日本語を好きになっていくだろう。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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