テーマ:中国&台湾(3304)
カテゴリ:日本語教師の仕事
『日本語スピーチコンテスト』が終わりました。
優勝は3年生の男子学生でした。 彼は去年の9月の大会でも優勝したので、2連覇ということになります。 おなじ優勝ですが、この半年で更に目覚しい進歩を遂げていました。 以前は受け狙いが目だって、すべることが多かったのですが、 今回は高齢者問題をテーマに、 自分のお母さんのことを切々と訴えて、感動的なスピーチをしました。 2年生のわが秘蔵っ子たちは、結果からみれば、 3年生の彼に返り討ちにあった形ですが、 やはり半年前からは格段の進歩を遂げて、 他の3年生を押しのけて、2位、3位、4位、5位に入賞しました。 2年生時での完成度という点では、 今年2連覇を飾った3年生の彼の2年生時よりも、レベルが高い内容だったと思います。 それでもコンテストが終わった時、 2年生たちが私の周囲に集まってきて、その第一声が、なんと 「先生、申し訳ありませんでした」 でした。 2年生たちは2年生なりに、私の期待に応えようとしてたようです。 実は優勝した3年生の彼も、 1年生と2年生の時は私の学生でしたから、 いわば元秘蔵っ子ともいえる存在です。 コンテストが終わって2年生たちが帰った後で、 夜の11時半を過ぎるまで、彼といろいろな話をしました。 私の元を離れて3年生になってからのことや、 将来の進路、今の3年生の授業についてのことなど、 時間さえあればあと何時間でも話ができそうなほど、 お互いに腹を割って話しました。 今の2年生ももうすぐ、私の元から巣立って3年生になります。 秘蔵っ子から元秘蔵っ子へ、 そして私は今の1年生が、今の秘蔵っ子を越えることができるように、 また指導をしていきます。 そんなふうにして年月は積み重なっていきます。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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