テーマ:中国&台湾(3303)
カテゴリ:日本語教師の仕事
禁煙を続けて3か月が経過した。
2か月前ぐらいも、煙草がなくても我慢できたが、 今では我慢をするのではなく、 煙草に対する欲求が完全に消えて、吸いたいという気持ちさえ起きなくなった。 医者の先生の励ましも大きかった。 禁煙を始めて1か月ぐらいの頃、試しに1本だけ吸い、 そのことを医者に報告したところ、 「ああっ! 吸ってしまいましたか!」ととても残念そうな顔をされた。 私が煙草を吸わないように、心から心配し、願っているという気持ちが伝わってきて、 自分のためは勿論だが、先生をがっかりさせないようにしようという気になった。 12月の終わりに日本に帰った時は、 真っ先に病院に行って、「煙草は全然吸っていません。先生のおかげです」と 先生に報告しようと思っている。 今日の2年生の『会話』の授業では、 今まで緊張感と恥ずかしさ、自信のなさのために、一度も発言しなかった学生3人が、 なんと何回も、しかも大きな声で発言をして、 クラスメートたちを驚かせた。 実は、先週の授業が終わった後で、彼女たちを部屋に呼んで、 あれこれとお喋りをした。 そして、今日の授業でたくさん話すことを約束してくれた。 その通りに、彼女たちは、今学期、授業中、初めて手を上げて発言し、 それを何度も続けてくれた。 彼女たちも、クラスメートたちがどんどん上手になっていくのを見て、 悔しさはあったのだろうと思う。 その悔しさが諦めに変わらないうちに、何とかしてあげたいと思っていたので、 今日の授業での彼女らを見て、私もとても嬉しかった。 私の禁煙の担当医もそうだが、教師はいつも学生の親身になってやらなければならない。 消極的な自分を捨てて、積極的になること。 単語や文法を覚えて、日本語が上手になることも、 教師にとって嬉しいことには違いないが、 学生が成長すること、これほど嬉しいことはない。 こういう嬉しさがたくさんあるから、こんな私でもこの仕事を続けることができる。 これからも、いつも学生の傍にいて、見守ってあげたいと思っている。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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