カテゴリ:日本語教師の仕事
毎年2年生と1年生の担当をしているのですが、
2年生を担当している日本人は毎年、私一人で、 大半の学生は1年生と2年生の2年間、私とだけ交流をしている。 そんなことを毎年、繰り返していると、 1年生から4年生までのすべての学生と交流することになる。 学生と交流する時に気をつけていることは、 日本語を上手にするだけでなく、日本や日本人を好きになってもらうこと、 そして、私を通じて、日本語を学ぶことに興味を持ってもらうこと。 そういう意図もあって、初めての授業で、学生の名前はすべて覚えるようにし、 2回目に会った時からは、「あなた」ではなく名前を呼んであげる。 他のクラスの学生なら、初めて言葉を交わした時に名前を覚えることにしている。 他に重要なことは、学生たちと何を話したか、しっかり覚えること。 学生たちとの会話の中で彼や彼女らの故郷や趣味、家族構成、 悩み、交友関係、最近の出来事など、 会話の中で出てきた話題をあとでノートに書いて、覚えるようにしている。 次に、そういう話題を持ち出せば、座がすぐに温かくなり、話をしやすくなる。 久し振りに会った時など、以前話した話題を振れば、 学生が私により親近感を感じてくれることもある。 要は学生たちに「(日本人と)話したい」という気になってもらことが重要で、 そのために話しやすい雰囲気を作ってあげたいからだ。 学生たちについてメモを取ることは、実は私自身のためでもある。 何故なら、毎年、新しい学生100人ぐらいと知り合うことになり、 毎週、空いている時間はほとんど学生と話をしているので、 そのうち、誰と何を話したか忘れてしまい、 以前、質問したことを、二度三度、学生に質問してしまい、 「前も同じ質問をしました。先生は忘れましたか?」などと がっかりさせることもあるからだ。 この先生はいつも私のことに興味と関心を持ってくれている、 学生がそう思ってくれれば、 学生たちの日本語学習に対する試みも違ってくるだろう、と なんとなくそう思っている。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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