カテゴリ:日本語教師の仕事
今朝、今年の新入生の初授業。
以前は1年生の担当が私一人で、一人で110人の1年生を相手にしていたことも。 その後、大学にお願いして、1年生の担当教師を増やしてもらい、 去年から1年生の担当教師は3人体制になりました。 その3人とも、今日が1年生の初授業ということもあって、 誰もが昨夜は心配と緊張で落ち着かなかったようです。 何しろ、相手は日本語の「あいうえお」さえ知らず、日本人に会ったこともない学生たち。 その学生たちが期待と不安でいっぱいの中に入っていくのですから、 期待を裏切ってはいけない、期待以上の授業をしなければならない、 学生たちの不安を消し去って、日本語と日本、そして日本人を好きになってもらいたい。 そんな思いが強ければ強いほど、緊張感は高まります。 昨夜は同僚の先生が「逃げたい」とメールを送ってきたので、 夜、外事弁の庭のベンチに座って、授業の進め方などについて話をしました。 今日、一斉に3つのクラスで1年生たちの初授業をしたのですが、 聞けば、どの先生も賑やかで楽しい雰囲気の授業ができたそうです。 私のクラスも例年通り、学生たちの笑顔に満ちた授業になりました。 これから日本語を学んでいく過程で、ずっと興味と向上心を持ち続け、 日本語能力をどんどん高めていくこと、これが私たちの仕事です。 さて、毎年のことですが、まずやるべきことは、 学生たちの顔と名前を覚えることです。 私は、まず学生たちに黒板に名前を書かせ、その前に並ばせてから、 写真を撮り、それを部屋で何度も繰り返し見ながら、頭に叩き込むようにしています。 今年の私のクラスは30人。 以前110人の名前と顔を覚えた時に比べれば、ずいぶんと楽ですが、 中国人の名前は似ているものが多く、やはり覚えるためには努力が必要です。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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