カテゴリ:日本語教師の仕事
こちらの大学では昨日から明日まで3日間、『中秋節』の休み。
先日の『教師節』に続いて、学生さんたちからのメールが次々に舞い込んで その返事に追われていました。 『教師節』の時もたくさんのプレゼントをもらいましたが、 今回の『中秋節』でも、月餅をはじめ、いろいろな贈り物をいただきました。 中には、月餅ではなく、私と一緒に食事をしたいという誘いも多く、 三日間連続で、学生さんたちとテーブルを囲んで楽しいひと時を過ごしました。 それはそれで、教室とは違う学生の素顔がわかりましたし、 賑やかに食事をしながら、お互いに親しみを深めることができて良かったのですが、 ただ、残念だったのは、中国語での会話が多かったということ。 しかも、学生たちが話す日本語のレベルはかなり低いです。 以前の大学で、1年生たちが友達の誕生日パーティを開いた時も 誘われて、一緒に食事をしたことがあるのですが、 その時は、1年生とはいえ、学生たちはみんな日本語を話していたものです。 1年生ですから単語や文法の知識量は多くはなかったのですが、 それでも、誰もが私には話し掛ける時だけでなく、 友達同士で話す時も日本語を使っていて、 随分、感心したものでした。 その点、このZ大学では2年生になったというのに、 ほとんどが中国語で、日本語を話そうという気持ちに欠けているようです。 既に学んだ単語と文法の量は、この大学の学生は相当なものなのですが、 それを使うことができず、使おうという気持ちにも物足りなさを感じます。 しかし、考えてみれば、去年まで日本人との交流がほとんどなかった学生たちが、 私を食事に誘ってくれただけでも、その進歩を認めてあげるべきでしょう。 あとはこちらがどれだけ根気強く相手をしてあげられるか、 そして、会話の練習に来た学生に、どれだけ会話の楽しみを実感させてあげるか、です。 道はまだ遠いですが、 学生たちの意識改革はすこしずつですが、始まっています。 この中秋節の休み中も、学生たちとの会話練習は続いています。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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