2011/03/01(火)23:33
伯母さんへ
今朝、早く6時前くらいに
自宅の電話が鳴り響いていました。
かなり遠くに聞こえていたのですが、
鳴っていたのは私の部屋の前の廊下でした。
母親のドタバタと走ってくる音で
目が覚め、
電話で話をする声が
ドア越しに聞こえていました。
“ ○○君…、そう…わかった。
お父さん今、歩きにでてるから
帰ってきたら直ぐに伊勢へ行くね。”
この内容で、伯母に何かあったことが
すぐわかりました。
半年前、伯母(父の兄の奥さん)が
大腸がんで入院して、
一度は、両親も伊勢の伯母の元へ
見舞いに行ったのですが、
それから、半年が経ち、
そして、
本日夕方ごろ、
亡くなった。
との母からのメールがきました。
私も半年前から
覚悟はしておりましたが、
いつ今日という日が
くるか・・・、
時間の問題のような
気はしていました。
毎朝、6時前に
ウォーキング出ていた父も
帰ってきてこの報せを聞いて、
母と二人、
私が出勤するより早く
伊勢へ向かいました。
私が3~4歳のころ、
母が、妹を産んでから体が弱くなり、
伊勢の家に長く預けられていた頃、
伯母は、
“YOKOちゃん、女の子っていうのはね・・・、
ちゃんと、挨拶をしなくちゃいけないよ。
鏡は、自分を映す鏡だから、
汚れているということは、
自分が汚れているんだよ。”
と、女の子としてのあり方を
いつも教えてくれた人でした。
今思えば、伯母さんは波瀾万丈な
人だったと思います。
息子である従兄弟は、
延命は望まなかったようですが、
父の兄である伯父さんは、最後まで、
延命を希望していたようでした。
伯母さん、
長かった抗癌剤の苦しさから
ようやく解放されて良かったね。
私は、幼い頃教えてもらった
伯母さんからの教えを
今もちゃんと守っています。
伯母さん、
安らかにね・・・。