生きている奇跡
今ここにいる人たちの誰もが、二人の親がいてくれたから今の自分がいます。その両親にも、それぞれ二人の親がいて、またその祖父母にも、またそれぞれ二人の親がいて・・・・、ずっとずっとたどっていくと、20代前のご先祖様は、104万8576人いたことになる・・・。さらに30代までさかのぼると、ほぼ平安時代の末期ごろとなって、先祖の総計は10億7374万1824人という果てしな人数になるんです・・・。その先は・・・、さらに続くと、果てしない数のご先祖様となり気が遠くなりそうだ…。誰もがどこかで繋がっていて、親類関係なのかもしれないですね。もし、この中の誰かが死んでしまっていたり、誰かが違う人と結婚していたら、今の自分は、この世に存在していなかったかもしれない。今こうして生きていることは、“ 奇跡 ”としかいいようがないのですね。さらに、今生きているひとりひとりは、子宮をめざした1~3億個精子のうち、唯一勝ち抜いた奇跡的な存在なのだ・・・。と思うと、本当に本当に奇跡の存在としか言いようがないですよね。もしかしたら、自分ではなく、違う人物だったのかもしれない。年末ジャンボ宝くじの当選確率(1,000万~500万分の1)など、問題にもならないくらいの確率なんですね。存在していることが奇跡としか言いようがない。ほんのわずかな狂いで、今ここには存在しないかもしれない。今生きている誰もが、奇跡の存在なのだから、生まれてきて、今ここにいることに感謝しなければ・・・。遠い昔からの長い長い、ご先祖様からの末端の存在が、今生きている私たち。私自身は、どうやらこのDNAを引き継ぐこ子供が途絶えてしまったようだけれど、でも、兄弟たちの子供たちが、この先の子孫を残していく・・・。改めてそういった流れを見てみると、本当に、ひと組ひと組のご先祖様に感謝し、今生きている奇跡に感謝したい。こころから、そんな気持ちになります。