藻塩 にがり豊富
■藻塩とは？
藻塩とは、海藻を使って作った塩のことで、
辛さに尖ったところがなく、口あたりはたいへんまろやか。
しかも、藻塩は、ヨードはじめ海藻の栄養成分が豊かで、
カルシウム、カリウム、マグネシウムといったミネラルを多く含んでいます。
その分、塩（塩化ナトリウム）自体の濃度が低くなるため、
藻塩は、塩分控えめと言う特色も持っています。
■藻塩の製法
藻塩の製法は、汲み上げた海水を海藻と一緒に釜でじっくりと炊き込み焼き上げる、
古代から伝承されている製塩法。
藻塩はでき上がるまでに約一週間もかかります。
■沖の藻塩とは？
今回、紹介する藻塩は、隠岐で手作りで作られている「沖の藻塩」。
この藻塩には、にがり成分が、特に多く含まれているので、
ミネラルが極めて多く、海藻特有の香りとコクも特徴になっています。
沖の藻塩は、美しくミネラル豊富な海から採れた塩だけあり、
魚介類の味付けに非常によく調和します。
■沖の藻塩の成分
| | 役割 | 沖の藻塩 | 他社の
藻塩 | 一般
食塩※ |
| ナトリウム(g) | 細胞内の環境を整えたり、神経や筋肉の興奮を鎮める。消化を促進する。過剰摂取に注意。
| 30.0 | 37.2 | 39.0 |
| カリウム(mg) | 細胞内の環境を整えたり、心臓機能や血圧を正常に保つ。
| 429.0 | 552.0 | 100.0 |
| カルシウム(mg) | 骨や歯の形成の他、血液凝固や神経・精神安定にも関与。
| 712.0 | 358.0 | 22.0 |
| マグネシウム(mg) | 骨からカルシウムが流出するのを防いで動脈硬化や高血圧を防ぐ。不足すると痙攣や精神不安定、心臓疾患を引き起こしやすい。
| 1224.0 | 826.0 | 826.0 |
※五訂日本食品成分表より
