阪急プラザ劇場
大阪・梅田阪急三番街がオープンした時にできた劇場が、阪急プラザ劇場です。1969年完成で、自分の中では「新しい映画館」でした。開館を記念する映画が「ウエスタン」で、阪急友の会の特典で、家族5人、そろって観たことを記憶しています。この映画を観た時点で、セルジオ・レオーネ監督であることも、チャールズ・ブロンソン出演であることも、全く知りませんでした。当然、マカロニウエスタンという言葉も知らず、普通の西部劇と思っていました。何やら重苦しい雰囲気だけが記憶にあり、爽快感はなかったですね。たぶん、マカロニ・ウエスタンの巨匠が、本場、西部の大地で、すごい意気込みで撮った映画だとは思うのですが・・・阪急プラザ劇場は、1984年に閉館して、今は地下街になっています。当時の劇場は、入り口から入ると、なだらかに傾斜して下がっていく構造になっていて、スクリーンを見下ろす感じ(入り口のドアからみると谷底に向かって座席が並ぶ感じ)になっていましたが、その名残りで、劇場跡の地下1階はどこからもつながっていない、独立した空間になっています。