目指せ！インテリ風（注：インテリではありません）

大相撲名古屋場所が中日8日目を終え、残り7日間となりました。今日の段階で、8戦全勝が朝青龍、栃東の2人、1敗が白鵬、千代大海、平幕の玉乃島、玉春日の4人となっています。

私もここ一週間疲れもあって、今場所は深夜のＮＨＫの相撲番組を殆ど見ていないのですが、朝青龍はさすがですね。先場所痛めた右で投げを打ったりもしています。あとはスタミナ次第でしょうか。

栃東もひざが万全でないにもかかわらず全勝ターンで来て、これは正直予想外です。去年に比べて力をつけてきているような気がします。一時の低迷時と違って、相撲に迷いがなくなったような気がします。これ以上ケガをしなければ、横綱昇進のチャンスもまた訪れるかも知れません。

場所前の私の一押しだった白鵬は、何とか優勝圏内にとどまっています。全勝の2人とぶつかるまで星を落とさずにいけるかどうかがカギですね。千代大海は全盛期と相撲を少しモデルチェンジしてここ数場所盛り返してきていますが、多分途中で脱落すると思います。

魁皇は解説の北の富士が「あまり期待しすぎるとすぐダメになるので・・」と以前言っていましたが、私も同感です。期待しないで黙って見ていた方がいいでしょう。現在5勝3敗です。腰が悪そうですが、何とか勝ち越して欲しいものです。

昨日の露鵬は論外ですね。出場停止3日間はちょっと驚きましたが、普通の人を片手で持ち上げる力のある力士が一般人を殴ったわけですので、今後のことも考えてのことでしょう。力士の世界は実力社会で、実際は外国人も殆ど差別なく扱われているようですが、こういう事件が起こると、もっときちんと作法をわきまえてもらわないと困るなと正直思います。

朝青龍も優勝を決めるとガッツポーズをして土俵上でニヤリと笑ったりする時がありますが、これもやめてほしいと私は思います。土俵上では笑顔は不要ですし、ガッツポーズも相撲では本来ご法度です。最近は栃東など日本人力士も時々やったりするので、非常に困る話なのですが。

野球で打者がホームランを打ったとき、日本では打者が派手なパフォーマンスをしますが、メジャーリーグでは投手を侮辱することになるということで、打者は黙って淡々と塁を回ってホームインします。欧米は感情をそのまま表すのが普通だという感覚を我々は持っていますが、メジャーリーグの中に日本の相撲と似た価値観が存在するというのは、何か不思議な感じがします。