|
カテゴリ:仕事のこと
歯科衛生士の専門学校を卒業して初めて就職した歯科医院には2人の歯科衛生士の先輩がいました。
特に1人の先輩には私が高校時代にその歯科医院に歯科助手のアルバイトをしていた頃から、いろんなことを教わり、また先輩の技術を見て真似て自分のものにして来ました。 今、私にとって4軒目の医院に入って早1ヶ月が過ぎましたが、ここには3人の先輩がいます。 1人は衛生士暦30年以上の大ベテランの衛生士さん、あとの2人は私より10歳近く年下の衛生士さんと経験6年の衛生士さんですが、若くても私より技術は上! いろんな医院を渡り歩いて来た分、いろんなことを経験させてもらい、満遍なくいろんなことができるようにはなりましたが、最近主流になりつつある予防型の歯科医院に勤務するのはここが初めて。 歯周病治療にもきっちり対応している医院なので衛生士にも高い技術力とコミュニケーション能力を必要とされます。 前の医院でも患者担当制での歯周病治療はしていましたが、スタッフ不足ということもあり、細かい所まで対応できず、今の医院に比べると「ゆる~い」対応だったように思います。 歯石を取る能力も器具の持ち方や動かし方は、教えてはもらえますが、どれだけ技術を高められるかは自分次第。 その第一歩として経験30年以上の先輩から医院に保存してある抜歯した歯をきれいに処理して、石膏の模型を作って、その歯にマニキュアを塗り、マニキュアを歯石に見立てて取る練習をすることを勧められました。 実はこの練習方法は専門学校時代にも何度も繰り返し繰り返し行って来た方法なんです。 この模型を頭だけのマネキンに着けて、マネキンを実際の患者さんに見立ててマニキュアの歯石もどきを取る練習したり、マネキンから模型を外せば机の上でもできるので、学校や家に持って帰って家で練習したりもしました。 歯石に見立てるマニキュアは赤のマニキュアを指定されるのですが、マニキュアは消耗品なのでどこのマニキュアが安いとか、どこのが取れやすいかをリサーチしたりしていました。(取るのが目的なので楽をするために取れやすいメーカーを探したり) マニキュアは1回塗りだと薄くて逆にはがれにくいので乾いてから2度塗り3度塗りを繰り返して、パキッと大きく取れると変な快感を覚えたりして・・・ 慣れてない頃はこれをやると手がつるし、面倒くさいしで、当時はこれをやらされるのが嫌で嫌で仕方がなかったんですが、意外と今やると面白かったりします。 多分、今は経験がある分学生時代よりは手早く取れるようになっているからだと思いますが。 それでもこれをやると自分の得手不得手が良くわかります。 ここの部分はきれいに取れてるけど、ここが残りやすいとか。 そこが苦手部位なんですね。 3月に仕事を辞めてから2ヶ月間はまるっきり歯石を取ることはやってなかった訳ですから、指が少々なまっているのが自分でもわかります。 今はまだ担当患者さんが1日1人入っているかいないか、ですが、本格的にアポイントを取るようになると1日7人8人の患者さんを担当するようになります。 機械に頼らず手で歯石を取ると半日で4人もするとやはりかなり指が疲れるので、できるだけ疲れない方法で手早く確実に行うための訓練なのです。 学生時代に返って、毎日暇を見つけてはコツコツ鍛錬しようと思います! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[仕事のこと] カテゴリの最新記事
|