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TOKKOの 詩的な生活

TOKKOの 詩的な生活

田辺市の偉人 (2008/7)

おはようございます
今、実家に帰ってます
昨夜は残念ながら
七夕の星空は
見ることができませんでした( ; _ q )
みなさんのところは、
綺麗な星空見えました?

こっちに居るもので
田辺出身の
凄い人をご紹介しようかなと・・・
思ったのですけど、
実は、私も子供の頃に
変わった人やった・・・と聞かされただけで
詳しく知らないのです
で、お勉強しま~す

南方熊楠という人なんですけど・・・
ご存知ですかぁ?

彼は博物学者、民俗学者、細菌学者、天文学者、
えっ・・すごいやん!
人類学者に、考古学者、生物学者・・ぅ~ん・・・
どんな人やねん?と思うほど、
いろんな肩書きを持っていて
世界的に有名らしい・・・

慶応3年に和歌山市内で生まれ
(あれっ、田辺出身とちがったんかしら?)
アメリカ・イギリスを経て
帰国後田辺に住み始める(あぁ、そうやったん(*´з`*) ) 
ちょっと考えると
夏目漱石が国費留学生としてロンドンに行った時、
もう熊楠は
ロンドンから帰ってくる途中なんよ~

あの時代に一人で行く行動力って、
すごいんちがう!!

         熊楠24
               ↑
              24歳

         熊楠43
               ↑
              43歳

なんだか・・・
あの美少年が、裸の大将に変身してしまうなんて
信じられへん・・・
信じたくない(爆)

         熊楠・晩年
               ↑
               晩年

晩年の写真をみて、
ちょっと安心しましたけど、
あのままターザンにならなくてよかったわぁ

彼は田辺を
「物価は安く、町は静かで、風光明媚」と絶賛して
亡くなるまでこの町で過ごしながら
海外の学者とのやりとりや、
ロンドンの科学雑誌への投稿を通じて、
常に世界の知的情報の流れと
つながっていたそうなんです 

田辺市中屋敷36番地に
旧居がそのまま残され、
なんと大人300円という料金で
居宅を見ることが出来ます

          熊楠1

          熊楠2

その隣に南方熊楠顕彰館が作られて
こちらは無料!
熊楠が遺した約25,000点に及ぶ所蔵資料
興味のある人には、
見ごたえがあると思います(^^)

随分、
面白いユニークな人で(写真を見れば想像つくけど・笑)
その典型的なエピソードがこれ!

昭和天皇が神島を訪問された時に、
彼は粘菌や海中生物についての講義をして
最後に粘菌標本を天皇に献上したのですが・・・
なんと!
それはキャラメルの箱に入れられていたのです
戦前の天皇は神と呼ばれてた時代、
奇人・変人と呼ばれていた
彼ならではのお話ですよねぇ

そんな彼を覚えていらした天皇は
彼が亡くなって後、
白浜を訪れた時
熊楠のことを歌に詠んでいます

 雨にけふる神島を見て 紀伊の国の生みし南方熊楠を思ふ

やっぱり、すごい人やったんや・・・





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