TOKKOの 詩的な生活

2008/11/13(木)11:47

万葉集から

歌の風景(6)

私の実家のある「紀伊」は 万葉集に130余りの歌が詠まれたり その他にも、たくさんの歌人に愛されたところです。 どんな景色をみて歌を詠んだんやろ そんな単純な疑問から、 先日帰った時に、その場所に行ってみることにしました もちろん、紀伊っていうても広いから 家の近くを寄り道がてらにフラフラと・・・ですけど(笑) 田辺市秋津野 ここでは、作者の分からないものが多いですけど たくさんの歌が詠まれています。 当時の条里制遺構がのこっていて その周辺の谷あいには火葬墳墓跡や窯跡もあります だからでしょうか 挽歌も多く詠まれているのは・・・                   秋津野に朝ゐる雲の失せゆけば               昨日も今日も亡き人思ほゆ                             詠み人知らず                    秋津野を人の懸くれば 朝撒きし               君が思ほえて嘆きはやまず                             詠み人知らず 実際のところ、 秋津野という所については 奈良県吉野郡の説と 田辺市秋津町という説の二つがあって 確実なところは分かってないのですけど σ(^◇^;)ボリボリ 火葬場跡や窯跡が残るこの場所で この挽歌を歌うと・・・ ぅ~ん・・ ここかなあ・・と(笑)

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