すごい人!
おはようございます今、実家に帰ってます。昨夜は残念ながら七夕の星空は見ることができませんでした。みなさんのところは、綺麗な星空見えましたこっちに居るもので田辺出身の凄い人をご紹介しようかなと・・・思ったのですけど、私も子供の頃に変わった人やった・・・と聞かされただけで詳しく知らないのですお勉強しま~す南方熊楠という人なんですけど・・・ご存知ですかぁ。彼は博物学者、民俗学者、細菌学者、天文学者、えっ・・すごいやん人類学者に、考古学者、生物学者・・ぅ~ん・・・これはなんやねん?と思うほど、いろんな肩書きを持っていて世界的に有名らしい・・・慶応3年に和歌山市内で生まれ(あれっ、田辺出身とちがったんかしら?)アメリカ・イギリスを経て帰国後田辺に住み始める。ちょっと考えると夏目漱石が国費留学生としてロンドンに行った時、もう熊楠はロンドンから帰ってくる途中なんよ。あの時代に一人で行く行動力って、すごいんちがう ↑ 24歳 ↑ 43歳なんだか・・・あの美少年が、裸の大将に変身してしまうなんて信じられへん・・・信じたくない ↑ 晩年晩年の写真をみて、ちょっと安心しましたけど、まぁ、あのままターザンにならなくてよかった彼は田辺を「物価は安く、町は静かで、風光明媚」と絶賛して亡くなるまでこの町で過ごしながら海外の学者とのやりとりや、ロンドンの科学雑誌への投稿を通じて、常に世界の知的情報の流れとつながっていたそうです。 田辺市中屋敷36番地に旧居がそのまま残され、なんと大人300円という料金で中を見ることが出来ます。 その隣に南方熊楠顕彰館が作られてこちらは無料!熊楠が遺した約25,000点に及ぶ所蔵資料興味のある人には、見ごたえがありますよ随分、面白いユニークな人で(写真を見れば想像つくけど・笑)その典型的なエピソードがこれ!昭和天皇が神島を訪問された時に、彼は粘菌や海中生物についての講義をして最後に粘菌標本を天皇に献上したのですが・・・なんとキャラメルの箱に入れて献上したのです。戦前の天皇は神と呼ばれてた時代、奇人・変人と呼ばれていた彼ならではのお話です。でも彼が亡くなって後、白浜を訪れた天皇は熊楠のことを歌に詠んでいます。 雨にけふる神島を見て 紀伊の国の生みし南方熊楠を思ふやっぱり、すごい人やったんや・・・