カテゴリ:サブカルチャー
ダ・ヴィンチ編集部員が厳選した本を
“プラチナ本”としておすすめする「今月のプラチナ本」 2005年1月に紹介されたのがこのマンガです。 現在4巻まで刊行されていますが 私の手元には2巻までしかないので とりあえず2巻分の感想をば。 う~むむむ・・・・・ です。 好き嫌いが分かれる作品だと思うし 非常に感想が書きにくいぞ。 でも私は好きかな。 名前もない 時間も空間も善悪すらも自由に超えて 人間の生を眺めつづける超越者=少年が主人公です。 人間では当然ありません。 じゃあ神なの? ・・・にしてはいっつも底意地悪い微笑をたたえてるのよね~ 人間に対してやけに残酷な忠告をあえてして 惑わせたりするし じゃあ悪魔?かといえばそれも違うと思う。 あらゆる時代、国を超越し 人間の業や心の闇、愚かさ、いとしさ、賢しさを 傍観し続ける存在、なのですよ。少年は。 "不思議"なのは少年よりもむしろ 時代や肌や瞳の色がちがっても いつも同じ過ちをくりかえしながら それでも「生」への喜びに打ち震える 「人間」そのものなのかも。 読んだなかで好きなお話は「ソクラテス」 古代哲学者のソクラテスが めっちゃ可愛いオジイサンとして登場。 でもとても高潔な人格者。 さすがの少年もソクラテスには敵わなかった感があります。 「私は知らないということを知っている」 とはソクラテスの言葉。 その謙虚さ、真摯さが あらゆる物事の真理を探求するには不可欠なのかもしれません。 ・・・って 何書いてるのかだんだんわかんなくなってきましたが あとはね~ むっちゃ弁解のしようがないほどの悪党だったけれど すざましいほどの"生"を発散させていた 「狐目の寅吉」も好き♪ 寅吉がカッコいい男なのだ~(所詮はソコか) こんな貧困な感想ですんまそんって感じの ちょっと哲学ちっくなマンガでした。 早く続きを読みたいな~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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