2006/09/20(水)18:30
ビミョーな親切
仕事帰りのバスのなか
座るところがなくて私は立っていた。
荷物は
弁当箱やらテキストやら
とにかくなんでも入っているバッグ
これがとんでもなく重たい。
で
もう片方にはスーパーの袋
夕飯の買い物ですな。
こんな風体で
つり革につかまって立っていると
誰かが私の袖を引っ張る。
誰だ?
すぐ近くの二人掛けの席に
一人でデンッと座っていた
オバサン、だ。
「ちょっとアナタ、ソレその荷物。大変でしょ?
ココに置きなさいよ。」
と自分の隣りをトントンとたたく。
・・・・・・・・・
え~~・・・っとですね
たぶん親切心からなんだろうけれど
荷物だけか?
ヒトを座らせるつもりは毛頭ないらしい。
近いことを理由に一度は固辞したが
ソコはオバサン。
シツコイぞ。なんども勧めてくる。
これ以上問答を繰り返すのも面倒だったので、
ひとつだけ荷物を置かせてもらった。
で
降りるときに礼を言って降りた。
いままで
一人がけの席に座っているヒトに
荷物を持ってもらったことはあるが
二人がけの席に一人で座っているオバサンに
荷物だけを置かせてもらったのははじめてである。
う~む・・・
ビミョーな親切を受けたものだ。