2007/09/27(木)10:41
ドラゴン刑事
「ドラゴン刑事(デカ)」を読みました。
↓以下楽天ブックス紹介文より抜粋です↓
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凶眼。そう呼んだのは誰だったろう。妖怪や怪物を見ることができる眼。
この特殊な能力を生かすには、警察官しかなかった。
龍鈴麗、山独楽署刑事課強行犯係巡査部長。彼女はシャペローン、
性犯罪被害者支援専門員という肩書も持っている。
今日も小学校低学年の女の子が襲われた…。
X文庫新人賞受賞作。待望のデビュー。
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何ていうのかな? タイトルがちょっと…って思ったんですが(笑)
如何なものかしら?(笑)
とはいえ、X文庫、結構好きなので期待して読みました★
警察のこと、凄くよく調べてあるなぁって感心しまくり!!
で、やっぱりって思ったのが巻末の参考文献の多さ!
凄いよ、こんなに沢山参考にしたのね★って思いました。
だからあんなに詳しく色々書けたのか~とちょっと納得。
最初警察関係者か何かかと思ったぐらいです。
※シャペローンって資格、この物語仕様にプチ創作された
ものらしいです。でも全然そんなことを感じさせられることなく
読まされたのは作者の力量のなせる業かな、と感心しました!
とか何とか色々書きましたが、別に私、警察ものが好きとか
言うわけではなく、この本を手に取った一番の理由は
妖怪絡みだったから(笑)。好きなんですよね、妖怪。
でも……肝心な部分で妖怪を見ることの出来る凶眼が威力を
発揮しきれていなかったような……? いや、確かにその能力の
お陰で事件が解決に導かれたわけではありますが……。
もう少しその能力を掘り下げて書いてあったら妖怪ファンとしては
とってもとっても嬉しかったのになぁと思ったりしました。
とはいえ、全体的にググッと引き込まれる強さがあって
面白く読むことが出来ました。
刑事モノだけど推理モノではない、人間に焦点を当てたものを
書きたかった、と作者が言っている通り、結構犯人の面が割れる
シーンでは勿体つけてないところがスパッとしてるなぁと思いました。
きっと「テーマはこれ」というのが明確に作者の中にあるからこその
潔さなんだろうなぁと思ったりしました。
強い女性が好きな人にオススメの一冊です!!