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カテゴリ:近況など
映画「おくりびと」、やっと観ることが出来ました。 でも、昨日見れてよかったです。 冬から、春の故郷の風景が美しくて。 いろいろ故郷のことがめぐりました。 私を見守ってくれた山々が、映像を通して呼びかけてきました。 内容に泣けました。 方言にも泣けました。 ロケ地の酒田市と鶴岡市のことばは少し違います。 設定は、鶴岡寄りに住んでいて、職場が酒田だったのかなぁ。 方言は、鶴岡のことばです。 笹野高史さんの方言は、ほんとに地元の人のようでした。 「武士の一分」からの方言だったからですね。 それに本木雅弘さんが方言を使う場面、普段は奥さんと標準語で話し、地元の人と話すときには、方言になるところがリアルでした。自分がそうだからかもしれませんが。 『納棺夫日記』も読み始めてみましたら、実は、作者は、富山のご出身の方で、同じ日本海側ということでの、山形の設定だったのかもしれません。 それに映画は、チェリストの仕事ができなくなるということでしたが、本では、小説家で食べていけなかったからということだったのでした。その本の中に、宮沢賢治の記述があったこともあり、チェリストだったのかも?といろいろ想像をめぐらしました。 故郷は、音楽にもゆかりのある土地だったこと、山形交響楽団の演奏を聴きながら思いました。 脚本家も監督も、故郷の出身ではないのに、私の故郷の冬の象徴である、地吹雪、冬の風物詩である白鳥の飛来、春の訪れを、ばんけ(ふきのとう)が演出していました。 納棺夫日記増補改訂版 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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