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カテゴリ:小学生向けおすすめ本
唐突ですけど、
今、好きな本を好きなときに好きなだけ読める 私たちって、すごくラッキーだと思いませんか。 えっ?何のことかわからない…。 60年くらい前は、 左翼的な本を読んでいたりしていただけで、 警察に捕まってボコボコにブン殴られたり、 していたのです。 もちろん、日本の話ですよ。 第二次世界大戦中の頃です。 僕らの祖父や、年配の父親の 世代のことです。 数十年前の日本では 好きな本を好きなだけ読むことは 出来なかったんです。 今日、紹介するのは、『つばさをもらったライオン』。 本という存在を考えるきっかけになる絵本ではないかと思います。 登場する動物たちの毛並みまで 細かく書き込まれて、生き生きしています。 りっぱな宮殿で宝物に囲まれている文字の読めないレオ王がいました。 北のオットー王の城に不思議な宝物があるという噂が気になっていました。 そんなレオ王に翼を持った王子が誕生しました(←主人公です)。 当然、一度も本を読んでもらったことはありません。 ある日、レオ王子は風にのってオットー王の城にたどり着きました。 オットー王のお城には 万巻の書がぎっしりでした。 オットー王に読み聞かせしてもらう王子。 本という宝物に出会った王子の瞳は、キラキラと輝くのでした。 登場人物が動物でなくてもいいんじゃない?とか なんでライオンの王子に翼が生えているんだ? (本という未知の世界に飛び立つ、という意味をこめているんでしょうけど)など つっこみどころもありますが、 丁寧に描き込まれた絵と 本が持つ魅力を改めて考える きっかけになる絵本だと思います。 お近くの図書館でぜひ 借りてみてください。 この絵本を持っていない図書館にはモグリですね。 リクエストをして購入してもらいましょう(笑)。 このブログは人気ブログランキングに参加しています。 応援いただけると嬉しいです。 ↓↓↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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