2007/11/06(火)13:06
ピーターラビットのおはなしを改めて読む★ポターはやっぱり偉大なのだ
今年になって
『ピーターラビット全おはなし集愛蔵版(改訂版)』が出版されましたね。
旧版は、図書館でご覧になったことがあるんじゃないですか?
そう、ハードカバーで分厚いやつです。
今回紹介するのは
2002年に英国で改訂出版された
『BEATRIX POTER-THE COMPLETE TALES』日本語版です。
『ピーターラビット全おはなし集愛蔵版(改訂版)』
「ピーターラビットのおはなし新装版」シリーズ
全点のすべてのお話とさし絵を一冊にまとめたお話集。
旧版が1992年に出版されたんですけど、
その後、2002年、英国で、『ピーターラビットのおはなし新装版』出版100周年を記念して、改訂版がでたのです。
コンセプトは「ポターの望んだ印刷・造本を可能な限り実現」で
コンピュータと最新の製版、印刷技術を駆使して作成したそうです。
今回はその邦訳。
僕は旧版ももっていますが、
カラー図版はすべて新しい版を使用し、
文字の書体も変更されています。
ポターの生前に出版されなかった4作品を収録。
日本で出版されていない3作品
『ねずみが3びき』
『キツネとコウノトリ』
『ウサギのクリスマス・パーティー』です。
巻末に
ポターの年譜、お話に登場する主だった人物と動物の索引があります。
これらは、日本語版のみの付録です。
その他の作品(p389)の解説文は今回新たに訳出。
ただし、この本は、
児童文学好きや、ピーターラビット好きの大人向けでしょうね。
子どもが読むのであれば、
小さい版がオススメでしょう。
なにぶん『ピーターラビット全おはなし集愛蔵版(改訂版)』は
電話帳なみに厚くて重いので…。
再読して
正統派児童文学だと実感しましたね。
丁寧に描き込まれた絵もやっぱり素晴らしい。
ピーターラビットは、
キャラクターだけが一人歩きしてしまい、
有名ですけど、
作品を一通り読んだことのある人はどれくらいいるのでしょう?
多くの人に、この本ではなく、小さい版の絵本『ピーターラビットのおはなし新装版』を手にとって欲しいと実感しました。
ポターという
上流階級の知識人の
崇高な思いなど、スケールの大きさを感じました。
実は僕、
10年前に新婚旅行で
英国の湖水地方にいって
ポターの家などを見てきたのですが、
ちっとも印象に残っていないんですね。
もう一度、改めて行きたいなぁと
思いました。
来年の夏休みは英国に行きたいです!!
今回は、ちょっと
語りすぎました。
ぜひぜひ、ピーターラビットを
もう一度
手にとってみてくださいませ。
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