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2006年07月12日
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ブログの更新もままならず、本、映画、ワールドカップ、旅行などさまざまな感動に浸っていたが、先日見に行った松平健主演の「バルトの楽園」はすばらしい映画だった。

「バルトの楽園」メイキング

第一次大戦で捕虜になったドイツ人が、徳島の収容所で出会った所長、松江豊寿の対等な接し方に感謝するところから、いい雰囲気に。海、山、川、人情という日本のすばらしさや、日独の文化交流、史実を伝えるという意味での教育的役割といった、多くのメッセージがふんだんに盛り込まれている。

青島で一人のドイツ兵が日本兵を撃たず、空に向かって撃っていたのは、妻や子が日本人であったから。この兵士が、日本のすばらしさを理解していたからだと、死後に理解できる状況も心を打った。

あらゆる映画には、この役を演じている役者はイメージ上、少し損ではないかと、つまらぬことを考える私だが、今回は阿部寛だったかも。松平健は、かっこよかった。登場するとなんだか時代劇の雰囲気が。ところどころ笑いも盛り込まれていたが、久留米収容所の所長、坂東英二の後に徳島の坂東収容所に場面が移るのも、坂東続きで笑いの一要素なのだろうか。

映画館では、マツケン見たさか、年配の方々が目立ったが、若者も、もちろん学ぶべきところが多いはず。豪華な俳優も勢ぞろいで、いい映画だった。ブルーノ・ガンツはヒトラーを演じたときとまったく違って驚いた。





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最終更新日  2006年07月12日 19時59分14秒
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