途中、「何じゃこりゃ～！」という突風に見舞われながらも富士の火口を一周し、再び富士山本宮浅間大社奥宮久須志神社到着。
お鉢巡り任務完了。
しかし御殿場口から下山するのであと半周しなければならない。

久須志神社でレプリケーター（打出の小槌）を４個、不老長寿の霊水「金明水」ゲット。




御殿場口頂上を超え、富士宮口の浅間大社で「銀明水」もゲット。
「銅明水」は無い。


リサトル２号の「はちゅねミク」とか、不要な物まで持ってきたのでリュックに入り切らない。
ゴミを置いていくわけにもいかないので荷物の一部をビニール袋に入れ手持ちで下山。
山を降りるまでが登山である。

八合目　閉館中の見晴館（標高：3400ｍ）


七合九勺　赤岩八合館。（標高：3300ｍ）




下の方にポツリポツリと建物が見えるが営業しているのは砂走館とわらじ館だけ。
御殿場ルートは山小屋が少ないので登山者も少ない。
客が少ないので山小屋が閉館する。
悪循環である。


かなり歩いたと思っていたのだが、まだこんな所にいる。


七合目　砂走館。（標高：3120ｍ）




七合目　わらじ館。（標高：3100ｍ）


山小屋の人に東富士山荘の金太郎の焼印が「かわいい」と言われた。


山小屋には「スイカ 甘いよ！！ 300円」と書いてあった。
こんな物が外に置いてあると坂道を転がしたくなるではないか。
焼印は３個７ドル500円、２個５ドル300円。
値段設定の基準がよく分からない。






七合目　閉館中の日の出館。（標高：3040ｍ）


ここから「砂走り」と呼ばれる下山ルートに入る。
また雨が降り出すが、砂埃が舞わなくなるのでマスク不要となり、かえって好都合。
しかし砂利道で足が埋もれる。

宝永山への分岐点を左に曲がり「大砂走り」へ。
岩が無くなりスピードアップ。
標高差1000ｍを一気に下って次郎坊へ。
といきたいところだが足が。。。
普段から運動をしているアスリートならば１歩３ｍで疾走するらしいが私には無理。
しかも登山靴ではなく普通の紐靴なので少し歩いただけで砂利が靴の中に入ってくる。
前日からの登山で疲労している上に早歩きで足が砂利に深く埋もれ、普段使わない筋肉を使うので左足が痛みだした。


さらに霧でどこまで行っても全く風景が変わらない。
雨が降っているので iPhone が使えず、どこを歩いているのか分からない。
人も少なく見えるのは道標のロープだけ。
ドラゴンボールの閻魔界から界王星まで続く蛇の道のようだ。
精神鍛錬にはもってこい。
だが辛い。
虹が一瞬見えたがすぐ霧に隠れてしまった。



この景色が延々と続く。
砂漠だ。
絶対に鳥取砂丘より広い。


ようやく標高2000ｍ地点に到着。
しかしここから異常に長いのが御殿場ルート。
「次郎坊」（標高：1900ｍ）にすらまだ到達していない。


この看板が見えた時は山頂の鳥居が見えた時より嬉しかった。




新五合目　大石茶屋（標高：1520ｍ）






五合目の分際で富士山頂の刻印もしており富士奥宮の真横に押された。


新五合目　富士急小屋　ハーフマウンテン （標高：1445ｍ）




富士急小屋の店員さん（富士急バスの従業員？）が須走口のある小山町の出身とかで、この金剛杖を見てえらく感激していた。
「焼印は人件費だけなので無料にしておきますね」
「ラストか、緊張するなー」
「バスの時間ギリギリまでコテを焼きますね」
とか言いながら焼印を無料で押してくれた。
無料は気が引けるのでお土産（「富士の頂き」というホワイトチョコレート）を購入。


17時の登山バスで下山。
御殿場駅17時30分着。
駅前の「お食事処はるみ」に入る。


この店、「いきなり！黄金伝説。」で「御殿場富士山カツカレー」が紹介されたらしい。


しかし予定通り「御殿場みくりやそば」を食す。
色々な具材が入っており、甘みがあり美味しい。


御殿場駅前の富士山口トイレ。
大砂走りの砂で真っ黒になった足が洗えるようになっており非常に便利でありがたい。
ドロまみれの靴で電車に乗られると困るので自己防衛かもしれないが。


御殿場の24時間営業のネットカフェまで20分も歩く気は起きないので沼津駅前のネットカフェへ。